木曜日はオフ。雨模様で洗濯もできず午前中は事務仕事。
仕上げて横になりながら資料読み。
日本が朝鮮を植民地化する以前の移民の歴史を調べている。台湾も。
明治初年から日本の移民は始まった。子どもの頃読んだ本にはハワイに移民した人たちが騙されて信じられないような苦難の道を歩んだことが書かれていた。
自分の農地が手に入ると思って到着するとそこは溶岩しかない場所で。その溶岩をツルハシで砕いて農地にしていった。
亡くなった方が「死んだら農地に埋めてほしい。畑の滋養の一部になりたい」という話は小学2年生でも強烈な印象として残っている。
今回台湾東部の移民の両親から生まれた方の戦後の聞き書きを読んでいて、台湾のサトウキビがハワイから移入されたものだということも知った。
朝鮮半島の場合、亡くなった方がでて墓を建てようとしたら母親が「いつどうなるかわからないのだから絶対に駄目だ」と拒否。日本に遺骨を持ち帰った話を聞いた。
この違いはどういうことなのか。朝鮮半島を植民地にしてたくさんの日本人が移住したが、その状態が永遠に続くとは信じていない人がいた、ということで。
それぞれのリアルな「ストーリー」が実に興味深い。