泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

最初から抱えていたのだ

2023-12-22 23:24:28 | 丹下一の泡盛日記
年末になると様々なことが「終了」していく。
なぜだろう。
そして寂しくなるのだけど。
先日、大きな舞台が終わって「うつろ」なものを心に抱えて、と話したら。
それは、最初から「うつろ」を抱えているのだ、と回答が。
大きくうなづいてしまった。
来年3月の「H/Ash」ver.2のことが決められないでうろうろしているのだけど、
昨夜の岸本さんといい、舞踏家の方たちといい、お話した後には根拠なく何かだできるような気がしてくる。
ありがたい。
金曜日は、3連荘のお仕事の初日。
歌って踊る若い女の子たちを次から次へと見ていた。


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岸本さんと

2023-12-22 09:36:30 | 丹下一の泡盛日記
前日、高円寺でがっつり飲んで。
さすがに頭と身体が重い状態でベッドから這い出す。
様々なことが起きるのは年末だからか。
午後は事務仕事。
夕方、先輩の役者岸本一郎さんと会う。
さすが岸本さん、店に入って「とりあえず焼酎のボトルを」。
岸本さんには「H/Ash」に「声」で参加していただいた。
そんな話は全く出ずに「先」の話が展開していく。
似たもの同士で、ある言葉やイメージが脳のスイッチを押すと
即座に話が別世界に飛ぶ。自分たちの中では繋がっているのだけど。
もちろん一本空けて「次」へ。
昨年、この酒場で鳥越先生の大好きだった日本酒を飲みながら勝手に二人で追悼していた時に、
こんな文章書いたんだ、と見せていただき、その場で「これ下さい!」と叫んでいた。
結果、岸本さんに読んでいただいたものを録音して舞台「H/Ash」で使わせてもらった。
そして「平家物語」から騎馬民族(そういえば岸本さんは「騎馬民族」コアだった)の弓射の話になり、
弘法大師、四国の八十八ケ所が集められている宮島=厳島神社の話になり、
突然「あ、そうか!」と叫んだ岸本さんは演劇研究家のOさんに電話を始める。
楽しい時間。
それにしても二軒目で焼酎のハーフボトルを飲み切るのには、ちょっと時間がかかったのだった。

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「フクシマを思う」劇場打ち合わせ

2023-12-22 09:25:01 | 丹下一の泡盛日記
水曜日は吉祥寺の公会堂へ。
金子あいさんが主催する来年1月の「フクシマを思う」33の打ち合わせ。
舞台監督での参加も4回目になった。
津波と地震を扱う「Hamlets/ハムレッツ」をver.10で終了し、
昨年から「H/Ash」のシリーズを始めたのだけど、
時間の経過とともに何かを見失いそうになることもある。
金子さんからもそんな正直な気持ちを聞いたこともある。
そして、それでも、と自分を奮い立たせている。
だって、東北と東京の温度差はますます広がっているとしか思えない。
福島からの数々の報告は恐ろしいものばかり。
その後、高円寺でイスタンブールに行っていただいた舞踏家のお店に。
もう一人の舞踏家の方とも合流してイスタンブールのお話を伺う。
その中で懐かしい名前がいくつも出てきて。
「あなたってほんとにアングラじゃない」なんてお言葉も頂戴した。
今はそう見えていないのかなあ。

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