泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

「いじめ防止授業」今期がスタート

2019-06-02 16:05:09 | 丹下一の泡盛日記

日曜日、午前中は父のところへ。
弟と交代して一旦帰宅。
夜の便で大分へ飛ぶ。
プレイバッカーズの「いじめ防止授業」ツアー再開だ。
15年以上このプログラムに参加しているが、ここ5年間はすさまじい勢いで本数が増えている。
そして、地元へのバトンタッチは順調に進み。
自分の出番は着実に減っている。
いいことだ。
たくさんの現場の思い出の中にはたくさんの忘れられない切ないストーリーがある。
そしてこの活動を支えてくれるのはそんな辛いストーリーへの思いだけでなく、
現場で子どもたちと向き合う素敵な大人たちにもたくさん出会えること。
ある地方都市の近くの小さな町は、人口も減り子どもの数もどんどん減っていくばかりだった。
一つだけある小学校の全校生徒数が20人を切っている。
この頃ではそこら中で聞く話だ。
この町の大人たちは、どうしたらいいのかを真剣に話し合った結果、
様々な側面から子どもたちや保護者たちをサポートして行く活動を始めた。
子どもたちはその「町の未来」だという認識。
もちろん「予算」はない。
彼らが身体を動かしての活動の結果、
自分たちが向き合った10数人の全校生徒の素晴らしかったこと。
そして、その「事実」を見た子どもを持つ若い親たち2組が移住して来たのだ。
職場がある「都市」まで車で45分。
この親たちは子どもの未来を選択した。
地域が子どもたちを「未来」と認識し、地域ぐるみで子どもは育てるものだ、と決意した結果、
大きな変化がもたらされたことの証明。
あれからもう5年以上は経つか。
今年もここから12月まで、数千人の子どもたちと会いに出かけて行く。
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