泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

外へ向かうべきエネルギーを全うさせている人

2018-11-06 08:43:48 | 丹下一の泡盛日記

プレイバックシアターに関わるようになって心理学や心療内科方面のことを実地に学んだ。
それは俳優が学ぶべき分野でもあると思う。
もちろん深く演劇に関わってきた人ならば自然に理解できるもので。
あの当時、専門用語は知らなかったがプレイバックシアターをやる人の解説に「人間はそう行動する」と回答して驚かれたことが何度かあった。
プレイバックシアターの人たちは「俳優」や「演劇人」のエッセンスを知らないのだった。
日本でプレイバックシアターに関わっている人は、今も、自分の周囲のごく一部を除いて、エンターテイメントしか知らない。
演劇には興味も持たず、見たことも無いことが非常に多い。
残念だ。

ここ数年あるクリエイターの作業を興味深く見ている。
ネットやテレビ、インスタグラムなどで。
テレビで見たときに「ああ、この人は過剰にやってしまう人なんだ」と感じた。
先日「明るいメンヘラ」と診断されました。と書いていて、我が意を得たり、と。
そして、この人は「外側に」向かって発信し続ける。
若いエネルギーを全うさせている。
メンヘラだろうが何だろうが、関係ない。
30代の突っ走るエネルギーは、外へ外へと向けられるべきものだ。
「内側」にいかないで「外」へ。
自分はどうだったのか。忸怩たる思いがこみ上げてくる。
あの時代を共有し、そして今も共有させていただいている方たちに会いに行ってきます。
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