泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

子どもたちを「下放」してほしい

2013-08-21 15:54:55 | 丹下一の泡盛日記


晩ご飯食べたのに、夜中にこんなもんつくって食べてるからいかんのだ。
気がつくと深酒が続いていた。
そして、なんだか身体が臭い。
二日酔いではなくて身体の中から「毒素」がにじみ出てきた様な耐え難い臭い。
電車に乗るのも恥ずかしい。
で、2日ほど抜いてみた。
少しよくなったのだけど、深酒のカロリーをほしがるのか、眠れずに腹が減る。
困ったもんだ。

友人が旅館の風呂場での子どものマナーがなっとらん! と怒っていた。
スポーツ大会があり、ジュニア参加の子どもたちが大勢泊まっていたそうな。
脱衣所をびしょびしょにし、水道の蛇口も閉めずドアも開けっ放しだったそうな。
子どもたちは、まだ仕方がない。
誰からも指摘された事がないのだろう。
友人が一番怒っていたのは、彼がその後始末をした後に風呂から上がってきた引率者の先生(しかも武道家だ)が全く同じに、脱衣所をびしょびしょにしていたことだ。
引率者としても信じられないが、武道家とは身をもって率先して後輩に「道」を示すものではないのか。
教え子や後輩選手をレイプする柔道家といい、武道なんてえらそうに「道」をつけてる場合じゃないね。
(実は)同業者の孫として実に悲しい。
もちろん一緒にされたくない武道家の方が大半だと思う。

この話を聞いた別の友人は、自動ドアや手を出せば水が出る蛇口の弊害も指摘していた。
もちろんこういった設備のおかげで助かっている人もいることは確かだ。
そして、子どもたちの自宅がすべてこんなオートマティックに満ちているとは思えない。
引率者も親も変わらないのかもしれない。
思うのだけど、子どもはある時期に「下放」して田舎で暮らした方がいいのではないか。
自分で田畑を耕し野菜の世話をし、台所にも立つ。
米を炊き、野菜を刻む。
エアコンも携帯もない、自然の中での生活経験(体験ではなく)が必要なのではないか。
工場で薬漬けにしてつくった食べ物ではない味も覚えてほしい。
切り身の魚は泳いでいないし、某ファストフードのビデオのようにお肉は畑でとれるわけではないことも知ってほしい。

そして、今からでも遅くはない。
「放射能に汚染された水のある程度の漏れは想定内」とさらりと言っている人や、原発を推進したい方たちも放射能を排出し続けている原発の作業現場に「下放」して、身体で経験(体験ではなく)を積んでいただきたいと思う。
原発の解体は、英国の事故を起こしていないものでも先がかなり長く、80年くらいはかかるそうな。
事故を起こした原発の除染、解体はやりがいのある作業になるだろう。
他者に提唱する前に身をもって安全を示してもらいたい。
コメント
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