泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

久しぶりの長崎で

2012-05-07 22:13:38 | 丹下一の泡盛日記
大阪からの夜行バスが九州に入った時はちょっと興奮した。どうしても「帰ってきた」という気持ちが強くなる。
西鉄久留米から久留米に出て鳥栖へ。
20年ぶりの鳥栖駅。なんも変わっとらん。何もないところが。。。

この頃は特急を使えということなのだろうか。長崎までの直通鈍行または快速とかほとんどない。困ったもんだ。
で、仕方なく特急に乗り長崎へ。
なつかしか~~長崎駅のこのホーム♪

ホテルに荷物を放り込んで、市電に乗って諏訪神社へ。
石段を上がっていくだけで心がはずむ。まずお参り。
社殿の前に立ち拍手したとたん、中で太鼓が鳴りだした。
グループでお参りしている方たちのために巫女さんが神楽を舞いだした。
なんと! 
諏訪神社の巫女舞、初めて。。。しっかり記録。

その後、こちらは初めての西山神社まで登っていく。
長崎は、とにかく坂が多い。なので自転車をあまり見かけない。
西山神社に来たのは、祭神がいわゆる「創造三神」。イザナギイザナミ以前の神だからだ。
はじめて来て知った。
5月のお祭りは「星祭り」というのだそうな。心の中で「寮さ~~ん!」と叫んでいた。
「星祭り」の神社に来ちまったよお。(予定には全くなかった)
右辺に白蛇、左辺に龍が描かれた額が掛けられ中心には龍がいる。大陸系の匂いが充満している神社だ。
宮司の奥様に声を掛けられてしばしお話。

続けて40年前に通いなれた道をたどって鳴滝から城跡(しろのこし)にあがる。
見慣れた「アルメイダ」の碑も当時は誰だか全く知らなかったが、今ではよくわかる。
そして、城跡の遺跡も「あれこんなのあったけ?」と今見るともっと詳しくみることができる。

周辺の山の名前も「英彦(ひこ)」山、「豊前坊(ぶぜんぼう)」、金毘羅山、「岩屋(いわや)」山と実に示唆に富んでいる。そして「稲佐(いなさ)」山の意味はあかるちゃんが教えてくれた。そこに鉄塔(テレビ塔)を建ててしまう人間の不思議さ。
長崎の歴史は浅い。かつては名もない小さな漁村(であっただろう)。400年前に教会領となりすべての神社仏閣は破壊された。秀吉がポルトガル人を追い出して、新しく町がつくられていった。
山の名前だけでも誰かが意図的に仕掛けていったとしか思えない。
そして、ジョブズの言うとおり「振り返ると点が結ばれて線になる」のだった。
長崎は香港につながっている。
本当に来てよかった。

夜、中華街で皿うどんを食べて、思案橋の寿司屋で一杯♪
満月を見ながら寺町を歩く。ここだけは毎回歩かないと気が済まんのよね。
朝、観光会館の立ち食いで「ごぼ天うどん」。メニューに「ごぼう」と書かれていても「ごぼ天!」って頼むもんね。


わし世界中でスープヌードル食べ歩いてるなあ。。。
24時間もいられなかった。毎回、もう1日泊まりたいって思うけど、充分満足。
だって、必ずまた来るもんね。
コメント
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