泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

幡の縁

2012-05-16 22:08:31 | 丹下一の泡盛日記
雑事で出歩く。
驚いたことに国土地理院発行の5万分の1地図が横浜駅近くでも関東以外のものが入手出来ないようだ。
上大岡の本屋に無いのは仕方ないとしても。。。
奈良駅前では、関西周辺のみだった。
全国の地図が置いてある高田馬場の本屋でわくわくしながら1枚、また1枚と購入していたのが夢のようだ。
2万5千分の1図なんかどうなってるんだろう。。。

不勉強をさらすようで恥ずかしいが、「幡(ばん)」という仏教の儀式に使う「幡(はた)」を知ったのは「建礼門院」を京都でやった時だから25歳になってから。
壇ノ浦で只一人捕虜となり京都に護送された建礼門院は、長楽寺で剃髪する際に形見として持っていた安徳天皇の下着を幡に直して奉納したと言う。
「これがその幡です」と長楽寺で見せていただいた。
800年前の絹で禁色に染められている。
もちろんがっちりコーティングされていてガラスの向こうにある。

そして「幡」は、八幡さまの「幡」でもある。
先週、国東半島をめぐり、八幡信仰発祥の地、宇佐で宇佐八幡に詣でた。
そして、ゴールは奈良。東大寺へ、そしてその横には宇佐から勧請された手向山八幡がある。
おっと、大仏様の横に「幡」が! 知らんかった。何度も見てたはずなのに。


人は見たいものしか見てないんだよなあ。。。。
長楽寺の「幡」がこんなかたちで身近に迫ってくるようになるとは夢にも思わなんだ。

天女座のとんちゃん(矢中鷹光)がゴルゴンゾーラのペンネが云々、と書いていて、読んだらつくりたくなった。
で、晩ご飯。


野菜も色々と揃えてこぷり始めたんだけれど、2杯でやめた。
やっぱり体調が完全でない。
ワインが美味しくないんだもん。美味しくない時は飲むべからず。
新玉ねぎを水にさらしてさっと塩してみじん切りのケイパー散らしたのが妙に旨い。
それにしても自分のためだけに作る料理はつまらん。。。。
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伊勢のワカメが旨い!

2012-05-16 10:51:08 | 丹下一の泡盛日記
さすがに今日の目覚めはすっきり♪
ぐちゃぐちゃだった仕事部屋の床もかなり見えてきた。
そもそもこのアパートを仮住まいに、との気分で本棚を置いてなかったりするのが散らかる原因。
資料やネタになる本やパンフレットを段ボールに入れて積み上げたままにしているところからして話にならん。。。
そして、引っ越しのめども立っていないのでもっと話にならん。。。

伊勢の神社の宮司の娘、Rさんからいただいたわかめがとても美味しい。
毎日、わかめがあふれそうになるスープものを食べている。
今まで食べたわかめの中で一番旨い。世の中、美味しいものがまだまだあるんだなあ。
今朝はそばで。
関東に戻ったらやっぱり蕎麦が食べたい。


それにしても、こんな美味しいものを普段から食べている人たちがいるんだ、とうらやましい。
階下のスーパーではさしみはもちろん魚も買う気になれない。
そして、あの山積みされた総菜パックも。。。

自分が横浜に住む理由は二つ。
プレイバッカーズの拠点が横浜であることと、ワークショップの仕事が東京中心になるからだ。
これが解決出来たら、さっさと四国か九州に移転するんだけどなあ。
中国や金沢と重なってプレイバッカーズとは7週間以上もご無沙汰。
これなら沖縄か台北で暮らして月に一度来日してもいいかもしれない:)

昨日5月15日は沖縄返還記念日だった。
こんな「今」を思ってもみなかった。という話を読んだ。
多くの人たちが米軍が去る未来を夢見ていた。
これは日本政府が怠慢なのか、それとも米政府の圧力の前にはなすすべもないのか。
冷戦は終わったのだから、戦争してないと国がやっていけないというアメリカの体制そのものから「チェンジ」させてほしいと思う。
昔、戦車は残って中の兵士は死んでしまう「中性子爆弾」という恐ろしい発想があった。
人がいなくなって兵器だけが残るという発想はどこから出てくるのだろう。
その逆は無いのか。
人は無傷で兵器だけが崩壊する「爆弾」。

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久しぶりの二日酔い

2012-05-16 01:30:32 | 丹下一の泡盛日記
昨日、さくさくと事務仕事を片付ける。
旅に出ている間に集めた「資料」もたくさん。それらを「落とし込む」作業の前に脳内整理。
衣装として使ったシャツもそのままにしてあったので、階下のクリーニング屋へ。
ついでに金沢でゲットした小さなギフトを敬愛するお姉様がたに送る。

からっぽの冷蔵庫のために野菜と豆腐も購入。
あら、いつの間にか料理モードに、というか小松空港で購入した柿の葉寿司が手つかずで勿体ない。
というわけで、6時を待って、作業終了。
日本酒って美味しいなあ♪

ただ、サバのかんこは根性が無い。
昔、近江町市場の樽でぬか漬けになってたイワシやサバ、ニシンはめちゃくちゃしょっぱかった。
そして、ちょこっとを齧るとその向こうから何とも言えない旨味があふれてきて、それを酒で流し込むのが快感。
こんなみりんかなんかで塩気を押さえちまったら、つまんないじゃないの。
今週末も金沢なので、ひそかに近江町まで行って買ってこようかなあ。

不思議なことに先週は「久しぶり」の知人友人から連絡が相次いだ。
なんなんだろう。全員、また一緒に仕事したい人たちばかりなのだ。

昨夜、人と話した後にちょっとダウンする。
怒りって訳じゃないんだけど悲しい。。。
そんな興奮状態で飲んだのがいけなかったか、今朝は二日酔い。
フェイスブックで「二日酔い」と書いたら、珍しくカナダ在住のDevenが「いいね」を押した(-_-;;

昼過ぎに起き出し、漬け物で茶漬け。(いい身分だね♪ だって仕事が無いフリーランスだもん)
その後、どうにも納得がいかず、ふてくされて布団でごろごろ。
しつつも、たまっていた新聞を読破。そして切り抜き、スクラップ。
三浦雅士さんの文章が刺激的。
さすが、元「現代思想」編集長。

念のために。仕事がない、というわけではない。
ある。週末までになんとしてもやっておきたいことがある。
そして、そのためにも脳内を整理整頓したい。
そのために飲んでみたり、新聞を延々と読み続けたり。
夕方からはざくざくと仕事部屋を整理。
こういう時間はなかなか理解されない。
途中で、左脳に戻されてしまう電話でも来ようものなら、最初からやり直しである。

それにしても、東北は見捨てられている。
なんということだろう。
戦艦大和の「愚」を繰り返しているこの国。
東北出身の議員は何をやってるのだろう。あ、誘致した人たちか。。。

夜半、国東半島の真玉で買ったぎんなんを炒る。
真玉、いいところだった。
海があって山があり、その間に田んぼと畑がある。
大好きなんだ、炒ったぎんなんと塩で日本酒。
たったこれだけで自分は幸せになれるんだけどなあ。
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