泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

初めての体験で新しい季節に突入♪

2011-08-19 06:53:14 | 丹下一の泡盛日記
震災がきっかけになったが、きっと自分の流れの中でこの転換期は用意されていたものなのだろうと思わずにはいられない。
積み重なっていくものと溜まっていくものは違うのだろう。
あれもこれも身につけてしまいそうになっていたら「とりあえず捨てなさい。手放しなさい」と。
悲しかったりするが、その実、それほどでもなく受け入れている。
未来に不安がないわけではないが、お先真っ暗になったその度になんとかなってきたので「きっと何とかなるさ」と信じている。

昨日、かみさんの英語レッスンに同行して某書道家のお宅に。
書道はぽんちゃんこと水木菜花さんを通じて実地で学んでいるが(実践ではない)、特に歴史やその筋の人が好む文学等に詳しいわけではない。
が、民俗芸能を通じてこの2年間中華文明について学んだことはここでも役に立った。
「雑学」爆発♪
そして、一応英語のレッスンなので基本英語で。
これもこの2年間フェイスブックやメールのやりとりでほぼ毎日のようにやってきたことだ。
どうしてここにつながるかなあ。

そして、自分が台湾で話はもういいからセッションしよう、と稽古場で遊んだのと同じ。
自分の話を面白がって下さっていたこの書道家の方は突然「書いてみませんか?」と。
書道なんて小学校以来(中学でもあったんだっけ? 忘れた)、こんな機会はまたとない。
「好きな筆を選んで下さい」。
それまでアトリエを見せていただいて、彼女が使う筆の種類を面白がっていた。
狸や白狸(たぬきじゃないよ)、馬の頭の毛から羊の毛、クジャクの羽、青サギの羽、はては蘆や藤のツルを加工したものなど。
彼女は15センチもあるクジャクの羽の筆を好んで使うそうだ。
で、プロの人が使う青サギの羽の筆なんかつかって清代の墨で中国紙に書かせてもらった♪

自分は子どもの頃から字が下手なのがコンプレックス。
我ながらひどい字だと思いつつも、初めての体験が楽しくて仕方ない。
それにしても覚えていた文章を間違えて「有」という時から始まるはずが、最初に書いたのが「酔」だったのも自分らしいかも。
その後、その書道家の方が同じ文章を書いて下さった。
「月とスッポン」などと比べるのもおこがましい。
この人、あたりは柔らかいけど、かなりとんがったアーティストとお見受けした。

またご一緒しましょうと約して都内のオーディションへ。
普通のオーディションだったのだが、終了後お土産をいただいた。
こんなことは初めてだ。
そして、そのお土産はかみさんが大好きなものだった。
不思議だねえ。

夜,帰宅してかみさんが嬬恋で手に入れてきた大量の野菜を料理。
なぜかうちの駐車場にあった(かみさんが置き忘れたのだろう)嬬恋ワインを開ける。
残業してくれていた弟も加わり短かったけど楽しい時間になった。

今朝、さくっと目が覚める。
実は事務仕事がてんこ盛りに溜まっている。
今日中にすべて終わらせることができる。
そのエネルギーに満ちている自分を感じている。
コメント
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