泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

金沢から

2011-05-29 10:49:21 | 丹下一の泡盛日記
昨日、雨の中を金沢に飛ぶ。
羽田に着くまでに香港のMが送ってきた台本読了。
6月に上演予定で稽古しているとか、台本書いて演出して出演してる。
台本には英語版と広東語版があり、本番も双方で上演とか。
「もう大変なの!」。
そりゃあそうだろう。。。。
自分が今まで出会った人の中で頭の回転の速さでは群を抜く彼女。台本もかなり饒舌だが面白い会話がたくさん。
そして、かなりブラックで核心を突いている。
彼女自身が企画書で書いている通りこれは「新しい“ゴドーを待ちながら”」だ。
そして彼女は自分をテラー席で泣かせた役者でもある。
ぜひとも立ち会いたいのだがプレイバッカーズの公演ともろに重なっている。残念!

金沢でのワークショップはもう何回目になるのだろう。
この日はどんよりした雨模様のせいかなんだか子供たちに元気がない。
試したいことはたくさんあるので、励ましながら結構いろいろと。
グループとして動かしつつ、もう目線はそれぞれの個人に。
小グループや個人別にセッションしたい気持ちをぐっとこらえる。
だってまだまだ先は長い。
中間発表会が今年の8月にあるのだが「本番」は来年の8月。
今の段階で「判断」してはいけないのだ。

終了後、事務方スタッフの方たちや歌唱指導の石川さんや水上さんとイタリアンで「会食」♪
いやあ美味しかった。
さすが事務局Yさん、いい店ご存知。そして彼の演出で盛り上がる。
幸せな気持ちで犀せいへ。
村井Pと飲む。常連のお二人も交えて閉店後も。
いいお話うかがいました♪
不思議だ。今の自分に触れてくる話が自然に出てくる。
神様が何かを伝えようとしているのか。
それとも散々噂話した「彼」が自分の隣にやってきていたのだろうか?
2時近くまで飲み続けてしまった♪

夜更かしが過ぎてホテルでシャワー浴びてばったり倒れ、チェックアウトの時間まで爆睡。
ま、睡眠を取り戻せてよかった。
午前中、カフェで9月の波田須アートフェスティバルの事務仕事。
今回は香港在住のイタリア人パーカッショニストのサーシャ・ペレグリーニさんをお招きした。
ソロだけでなく自分のパフォーマンスにも参加してもらう。もちろんそれ以上にも。
次々と演出プランを描きためていく日々。
自分の場合「書く」だけでなく「描く」ことも多い。
この頃、演出ノートをやめてスケッチブックを使っている。

今日の金沢は雨。
フライトまで時間をつくって21世紀美術館の図書室へ。
この部屋ではいくら時間があってもたりないのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする