泡 盛 日 記

演劇人(役者・演出家)丹下一の日記です。

来年に向かって楽器練習開始

2008-12-18 16:16:20 | 丹下一の泡盛日記
 昨日は保谷・こもれびホールの稽古日。駅近くの床屋で髪を切り伸びていた鬚を剃ってもらう。
 来週は鬘をつける撮影があり鬚はNG、そしてもみ上げが長いと悲惨なことになる。
 終了後、かみさんと合流してグリーン車で一緒に帰る。かみさんが誕生日のプレゼントをくれる。うれしい♪

 かみさんは今朝は早起き。多分、今年の仕事納めとなるであろう本番。6時半に家を出る。帰宅して洗濯機回しながら仕事してると犬たちが騒ぎ出す。「散歩は!? 散歩は!?」
 空は晴れ渡っていて雲量1割というところか。その向こうの雲から顔を出している富士山が真っ白だ。青空にはえて美しい。
 戻ってパソに向ってお仕事。家で仕事ができるのはいいもんだ。

 家にはトランペットが何本かある。娘1と2のものだ。二人とも子どもの頃からやっていたのだが、今は全然触っていない。
 娘2なんか高校入るときにあれほど約束してプロ用の高級なのを手にしながら今は部屋の隅にほこりにまみれている。実にもったいない。
 自分は小学生の頃トランペットにあこがれて中学校でオーケストラ部に入った。だがトランペットは希望者が多く1年生の自分はユーホニュウムを吹いていた。秋には東京に戻ったのでトランペットは触ったことはある程度に終わった。

 忘れられた楽器がごろごろしているのを30数年ぶりに手にして2年前のプレイバッカーズの自主公演で使ってみた。
 意外にも見た目に違和感を持つ人が多いようだが、アメリカでトロンボーンを使っているのをDVDで見ていたし、現代劇の舞台でご一緒したことが何度もある。
 自慢じゃないが音のイメージは無限にある。残念ながら自分では出せないだけだ。
 そして、来年はプレイバッカーズではミュージシャンなので「出せない」なんて言ってる場合ではない。稽古を始めた。まだ稽古というより練習だ。
 かつて「古事記」のシリーズで吹いていた中国のホーンも久しぶりに使ってみたいな。

 それに加えて自分用のリコーダーも購入。リコーダーはアメリカ人のパティたちと舞台を作ったとき音楽担当のメアリー・ルーがリコーダーと日本の琴を使っていてずいぶんと学んだ。
 自分はよく2本一緒にくわえて吹くが、いまだに珍しがられる。自分が最初にこれをする人を見たのは小学生の時で、バロック音楽(リコーダー担当)を専門とする自分のおじが目の前で吹いてくれた。
 アルトサックスとバリトンクラリネットを一緒に吹く人も知っている。(さすがにコントロールが難しいと本人が言っていたが)もう普通の奏法だと思う。
 かつて使っていた楽器ももう一度作り直して復活させたい。四十の手習いならぬ四十九の手習いだ。来年のプレイバッカーズ自主公演をどうぞお楽しみに♪

 今日49歳になりました。お祝いのメッセージをくださったたくさんの方たちにこの場をかりて深く御礼申し上げます。
 トランペットにあこがれていた子どもの頃、学校のノートの裏表紙に「wanna be free(自由になりたい)」と大書していました。年齢を重ねるに連れてどんどん自由になっていく気がしています。
コメント
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