たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

国会議員との懇談会

2009年11月01日 | Weblog

長野県出身民主党国会議員
           との懇談会を行いました。
       


 10月29日(木)は、東京で会派と長野県出身民主党国会議員との懇談会を行いました。 この懇談会には、本県選出の北沢防衛大臣や羽田元総理など衆参国会議員全員の7名と本県出身比例代表選出の参議院議員3名の内2名、計9名の国会議員の皆さんに出席して頂きました。
 会派からは、9名の議員が出席しました。
 会派で用意した懇談会のテーマは以下の5点ですが、民主党のマニフェストに掲げてある課題を除き、国の来年度予算編成に係わる県政の当面の重要課題であると前置きした上で、私が説明しました。
 その内容は、以下の通りです。


松本空港の航空便の確保について
  JALの松本空港からの全便撤退表明について、県も「富山方式」など利用促進策を前 提とした路線維持のための支援策を打ち出しており、存続のため関係方面に働きかけられ たい。
過疎法について
  「過疎法」が来年3月末で期限切れとなるが、長野県は過疎地域や「限界集落」が多く 、もし「過疎法」が廃止されれば深刻な事態となる。県議会では過疎議連を結成し現地調 査活動を行って来たが大変な実態であり、新法の制定も視野に入れ継続して欲しい。
並行在来線存続への支援策について
  東北新幹線の八戸~青森間の開業が来年12月であり、これに伴う並行在来線「青い森 鉄道」存続のための支援策が、2014年の「北陸新幹線」長野~金沢間開業に伴う長野 以北の並行在来線への支援策が固定化されてしまう可能性がある。並行在来線存続のため の新たな支援策を打ち出して欲しい。
地域の生活バス路線や鉄道存続への支援策について
  本県では地域の公共交通を守るため国の法律に基づく「法定協議会」が全国的にも多い 30地区に設置され検討や試行が行われている。地域の生活バス路線やしなの鉄道・長野 電鉄屋代線・松本電鉄上高地線など鉄路存続のための新たな支援策を打ち出して欲しい。
浅川ダムについて
  この問題は、前知事の「脱ダム宣言」により、あれだけ時間を費やし検討した結果、浅 川については「河道内遊水池」(穴あきダム)が一番有力な代替案として残ったものであ り、村井知事が考えた案ではない。この問題は既に決着済みとの認識のもとで粛々と予算 化されたい。


 その後、これらの会派から要望したテーマについて懇談しましたが、「過疎法」については、新たな支援内容を検討するまでの間、現在の「過疎法」を継続する方向であることが語られましたが、他の課題については「政治主導」の方針により政務三役が行っており情報が入らないということでした。
 各種要望は、民主党小沢幹事長に一元化するとの報道の中、本県出身の民主党議員も「途惑っている」ようでした。


 翌日の30日には県の東京事務所の皆さんと、政権交替後の国との対応について懇談を行いました。
 やはり、様々な課題について国の情報が入りにくくなっているとのことで、昨日懇談した中で当面様々な情報について羽田雄一郎参議院議員事務所が窓口になることや、今後も会派と本県出身国会議員との懇談会をテーマを設けて月一回ペースで行うことを会派の倉田代表から申し上げました。


 その後、伝わって来た情報では、民主党としては地方の要望は都道府県連が窓口となり小沢幹事長に一元化するとのことであり、「選挙で民主党を応援しなけば要望を聞き入れない」様な臭いを感じ、国民主権より政権維持のために権力を集中する「小沢ファシズム」ではないかと疑問に思いました。
 新政権誕生以降、県や市長村長は課題を具体化するために、どこにお願いすれば良いか途惑っています。
 これまでは、官僚や大臣に「陳情」すれば感触を得られたのですが、今後の道筋はまだ見えて来ません。
 社民党も要望をお聞きする窓口を、党本部に新たに設けた方が良いのかも知れません。 

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