9月定例県議会の議案説明で阿部知事は、「山の日」制定について検討して来た有識者による懇話会の意見書を踏まえ、本県独自の「山の日」の制定について、名称を「信州 山の日」として、7月の第4日曜日とする案を示しました。
知事は、議案説明で、「山を守り育てながら生かしていく機運醸成の機会とする」と述べ、県民を意見を募り年内に決定したいとしました。
また、7月第4日曜日とした理由については、梅雨があけ、子どもがイベントに参加しやすい夏休みの時期を選んだとしています。
具体的な取り組みとしては、登山や「山の歌」の制定、環境保護活動などをあげていますが、現在、県では11月8日までの日程で県民の皆様のご意見の募集を行っており、その結果を踏まえ、さらに具体化するとしています。
一方「海の日」については、国において「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」として、平成7年に国の国民の祝日として制定され、現在では7月の第3日曜日を「海の日」としていますが、「山の日」については、静岡や岐阜県など26府県が独自に定めていますが、国では制定に向けた議員連盟が活動を開始した段階となっています。
長野県は、全国有数の森林県であり、森林を水源とする豊富な水は、下流域の都市部へもその恩恵をもたらしていることや、全国にある3千m級の山岳を有する日本一の県であり、毎年、県内外から70万人を超える人たちが訪れるなど、山や自然が与えてくれる様々な「恵み」は、私たち県民が、まず認識を一つにし、全国に向けても信州の「山」や「自然」よって、多くの国民が、その恩恵を受けていることを発信するため、「信州 山の日」制定は、遅ればせながら当然のことと思います。
国が「山の日」制定について模索している中、本県での「信州 山の日」制定が、国全体の取り組みとなることを期待します。
皆様からのご意見をお寄せ下さい。
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