第23回参議院議員選挙の結果は、自民65議席、維新8議席、みんな8議席で改憲勢力が81議席(改選数121議席の約70%)当選し、非改選を含めた議席数は、自民115議席、みんな18議席、維新9議席、改革1議席の143議席で、改憲勢力が59%に達した。
憲法改正を発議するには衆・参両院での三分の二以上の議員の賛成が必要だが、衆議院では改憲勢力は既に三分の二を遙かに越えており、参議院では後19議席で改憲発議が可能となってしまう。
従って3年後の参議院選挙が憲法改正をめぐる正念場の選挙となる。
しかし、これまであげた議席数は、96条の改憲発議用件を二分の一にしようとする政党であり、今のところ、このことには慎重な姿勢でも「創憲」や「加
憲」を主張し憲法改正を否定していない公明党や民主党の動向によっては、この3年間で何らかの理由を付けて憲法の改正を発議することは、ありうる危険性もある。
いずれにしても、今回の参議院選挙の結果を受け、護憲の世論を高めるための活動を真剣に行うことが問われている。
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