たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

タイムスリップ(3)

2007年12月16日 | Weblog

「かっては」県議会本会議での審議が止まりました。

 

 12月議会の一般質問が終了しましたが、各会派に割り当てられる持ち時間を変えず、一般質問の日程を5日間から4日間にしたため、終了時間が午後5時を過ぎることもあり、質問をする議員にとっては、準備のため職員の皆さんと打ち合わせをする時間や、勉強する時間が限られたりして余裕がなくなったと思います。

 

 また、議会中は朝は午前9時や9時半から打ち合わせのための各会派の団会議があり、10時から本会議や委員会、昼休みは各種議員連盟の総会や勉強会があるため、落ち着いて昼食を食べるという雰囲気はありません。

 

 この状況に各議員からは、「一般質問の日程を5日間に戻すべきでは」という声が聞かれました。

 

 しかし、前田中県政の時は、議会が終わるのが深夜に及ぶことが度々あり、その日の議会が何時終わるのか予想も出来ませんでした。私が会派の代表質問を行った時、休憩時間をはさんで4時間以上もかかり、質問が終わったのが夜7時を過ぎていたこともありました。

 

 そんなことを考えながら、インターネットで過去の県政のニュースを検索していると、下記の長野日報2002年6月27日掲載の記事が目に止まりましたので紹介します。

 

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「治水対策枠組み案」で県会紛糾 審議2回ストップ

 

 6月定例県会は26日、2日目の一般質問を実施。前日に田中知事が示した総合治水対策の「枠組み案」に対する答弁をめぐって紛糾。午前と午後に休憩動議が可決され、2度にわたって審議がストップした。知事は代替案について「今議会中に示すのは難しい」との見通しを明らかにしたが、終了後、共産を除く交渉四会派は「何ら進歩がない」と反発、27日以降も何らかの具体策の明示を求めて徹底追及していく構えだ。
 最初に審議が中断したのは、竹内久幸氏(社県連、長野市)が浅川の総合治水対策で知事の「枠組み案」に対し、「基本高水の再検証を前提に国の認可がとれるのか。具体的なものがないと審議できない」と明確な回答を求めた場面。
 また、午後には、佐野功武氏(県民ク、同)が財政的な算定をめぐる問題で、コスト意識を無視するような竹内氏への答弁と、一方でコスト削減に努力するとした答弁で食い違いがあることに対し、明確な説明を求めたことでもストップした。
 それぞれ再開後、竹内氏に対して、田中知事は「枠組みに基づき、国とも相談、地元との協力も求めて早期に提示したい」などと従来の見解を繰り返した。佐野氏に対しては「最小の経費で最大の効果を上げるのは行政の努め。枠組みを具体的に一つずつ検討して算定する必要があり、それを補足して説明したまで」と述べて理解を求めた。
 休憩動議を可決したことをめぐっては、共産党県議団が「民主的なルール無視の乱暴なやり方だ」として県会運営に異議を唱える声明を出した。

 

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 そう言えば、最近は議会審議が止まるなんてことは、なくなりました。それは、知事や理事者の答弁が明瞭になったからだと思います。

 前知事の時は、答えられなかったり、誤魔化そうとする答弁が結構あるために、議員側が一問一答形式の質問をせざるを得ず、そのために答弁を含めた時間が長くなっていました。

 

 でも、今がスムーズに審議が進んでいるからといって、会期を少なくすることは、議案の検討や審議が、あわただしい中で、行っているという感覚であり、明日からはじまる委員会審議の在り方も含めて、私はもう一度再検討すべきと思っています。

 

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