１２月定例県議会が開会しました。
本日（６日）午後１時、１２月定例県議会が開会しました。
村井知事は議案の提案説明で、県内でも森林の荒廃が深刻化していると指摘した上で「間伐を中心とした森林づくりのペースをさらに加速して集中的に実施しなければならない。先送りできない時期を迎えている」と強調し、森林整備の新たな財源確保を目的とした新税「県森林づくり県民税」の導入に、あらためて理解を求めました。
また、来年度から２０１２年度までの県政運営の指針となる県中期総合計画案については、「主要施策ごとに５年後の達成目標を設定するなど、分かりやすさと県政運営の透明性確保にも意を用いた」とした上で、「政策評価による新たな目標管理の仕組みづくりなどに取り組むとともに、県民と常に目標を共有し、共に手を携えて、活力にあふれ、安全・安心を実感できる長野県を築いてまいりたい」としました。
さらに、県財政について「財政調整のための基金が残りわずか。公債費は引き続き高水準にあり、（今後）退職手当が増加していくなど、硬直的財政構造から抜け出せない」と説明。その上で、来年度予算編成は「中期総合計画を推進するため、選択と集中により、真に必要な事業を厳選、重点的に配分する」としました。
私は、村井知事の提案説明を聞いていて、特に「中期総合計画」については、前知事が作成しようとせず苦労して来たことや、今後の評価システムの確立への取り組みを思い出し、「ようやく、ここまで来たか。」と、安堵感を覚えました。
なお、今日の本会議では、７日に任期満了となる県監査委員の東方久男氏（５８）＝上田市＝を再任する人事案を、全会一致で可決しました。
今議会では、私は一般質問は行いませんが、提案された「県森林づくり県民税」案の使途等の具体的内容や仕組みが県民に分かりやすく理解されるよう、各議員の質問に明確な答弁を求めています。
また、議案ではありませんが、１２中に決定される消防の広域化推進計画について、消防職員の皆さんの意向が反映されるよう取り組んでいます。
なお、１２月議会の今後の日程は下記の通りです。
１１日（火）一般質問
１２日（水）一般質問
１３日（木）一般質問
１４日（金）一般質問
１７日（月）各常任委員会
１８日（火）各常任委員会
１９日（水）各常任委員会
２０日（木）総務委員会
２１日（金）本会議・議案採決・閉会
