遅れましたが、2月定例県議会で可決された平成30年度一般会計の当初予算の主な概要を報告します。
予算総額は、8463億95863万3千円で、国補正対応分の2月議会補正210億7820万1千円と合わせ8674億7383万4千円となり、前年度当初予算と比較し49億円増となっています。
当初予算の歳入では、県税が前年度より58億円増の2333億円、地方交付税が前年度より22億円減の1959億円、臨時財政対策債が前年度より21億円減の380億円となっています。
県債残高については、30年度見込みで前年度より93億円減の1兆5574億円を見込んでおり、依然として厳しい財政状況となっています。
そして、新年度予算編成に当たっては、新年度スタートする「しあわせ信州創造プラン2.0」(中期総合計画)のプランに掲げる6つの政策推進の基本方針に基づき編成したとしています。
当初予算の歳入では、県税が前年度より58億円増の2333億円、地方交付税が前年度より22億円減の1959億円、臨時財政対策債が前年度より21億円減の380億円となっています。
県債残高については、30年度見込みで前年度より93億円減の1兆5574億円を見込んでおり、依然として厳しい財政状況となっています。
そして、新年度予算編成に当たっては、新年度スタートする「しあわせ信州創造プラン2.0」(中期総合計画)のプランに掲げる6つの政策推進の基本方針に基づき編成したとしています。
主な予算内容で、社会資本整備事業では、リニア関連道路や三遠南信自動車道・糸魚川連絡道路などの幹線道路の整備に131億円余、土砂災害防止対策、土石流発生時の流木流出による被害拡大を砂防施設の整備に123億円余、農業用ため池の耐震化や用排水路等防災対策、荒廃山地の復旧・予防対策の実施に103億円余、河川の改修・修繕、洪水浸水想定区域図の作成、森林づくり県民税を活用した河畔林の徐間伐の実施に77億円余、農業の生産性向上を図るための畑地かんがい施設更新、中山間地総合整備事業に61億円余、通行者の安全性・快適性向上や良好な景観の形成、無電柱化・歩道整備に61億円余、県産材の効率的・安定的供給のための林道等の整備、計画的な森林整備に42億円余等々を計上しています。
また、施設整備等では、県民文化会館の改修費に28億円余、県有施設の耐震化の計画的推進に22億円余、信濃美術館の改修と東山魁夷館の改修に14億円余、県立武道館の建設に11億円余、県立高校等の老朽校舎の修繕を集中的に実施に9億円余等を計上しています。
この他、社会資本整備事業以外の私から見て注目すべき予算として、子どもの医療費の給付制度の拡充に43億8974万円、医療・介護提供体制の整備に21億7100万円余、長野県立大学の運営費12億5924万円余、福祉人材確保対策の推進に3億1460万円余、全国都市緑化信州フェア開催準備に3億6811万円余、消防防災航空体制の再構築に2億5840万円余、全国高等学校総合文化祭の開催に2億712万円余、生活困窮世帯への包括的・継続的な支援に1億5333万円余、スクールサポートスタッフや中学校での部活指導員の配置等、学校における働き方改革の推進に9622万円余、「信濃の国」県歌制定50周年記念事業の実施に369万円余が計上されています。
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