Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

「ふう」と「うひょひょ」のあいだで

2008年11月20日 | 日々、徒然に
新しい案件がいくつかあり、
今ある仕事をなんとか片付けて先に進まないといけない。
自分はいったいいくつの仕事を回しているのだろうと
わけがわからなくなることもしばしば。
原稿書きと校正、デザイン出しに打ち合わせ、
それからプレゼンの準備。ふう。
あと怒濤のようにやって来そうな飲み会の数々。うひょひょ。

…いかんいかん。
まるで酒を飲むために仕事をしているみたいではないか。
そんなことはない。ないったらない。
ひたすら仕事に邁進して(ふう)、
そしてちょっとだけお酒をいただくのだ(うひょひょ)。

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到達できた地点から見たものは

2008年11月19日 | 読んでいろいろ思うところが
小林美希『ルポ正社員の若者たち』を読む。
いまや狭き門となった「正社員への道」。
派遣、アルバイト、フリーターなどが増え、
いまや20代の半数が非正規雇用と言われる時代になっている。
そんな状況で、いわゆる「憧れの」正規雇用者、つまり正社員になった
若者たちの現状を丹念な取材で描き出す。
現実と理想。夢と絶望が入り混じった出色のルポルタージュだ。



ここに描き出されるのは、
過酷なノルマを課せられ、
労働力に到底見合わない給与にも関わらず、
希望ややりがいを見出し、懸命に働く若者の姿だ。
家電量販店、SE、介護施設、就職支援会社などで、
彼らが努力と工夫を重ねて成果を上げていく描写は、ある意味、
巷にあふれているビジネス系のノウハウ本や自己啓発本より参考になる。

しかし、規制緩和や親会社の不祥事といった、
本人たちのあずかり知らぬ理由により、
また、既得権益に執着する年長世代の保守的な態度により、
彼らの労働条件は厳しく、辛いものになっていく。
福利厚生や社保が完備され、生活が保障される程度では、
あまりに割が合わない正社員の実態が示される。

著者の小林美希さんも、まさに氷河期世代。
同世代ならではのシンパシーが相まって、
ただのルポを超えた、読み物としてのスリリングさと
読後の快感をもたらしてくれる。
丹念な取材とぶれない視点があってこそ、だ。

雨後のタケノコのように量産されている
若者の雇用問題についての書籍や言論だが、
これまでのような、アナリストや評論家、精神科医や社会学者がいくら頑張っても
到達できない地点にあるのがこの本だと思う。

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ジェイコブで我慢

2008年11月18日 | 日々、徒然に
新しいスニーカーが欲しい。あとコートも。
そう思いながら、仕事場近くのショップを回るのだが、
どうもピンとしたものがなくて、結局買わない日が続いている。
着るものにもちゃんと気を使わないと。
そう思いながらも、結局書店やCDショップに行き、
ファッションとは無縁のものに浪費してしまう日々だ。
この性癖は昔からである。中学の頃から
こづかいは本とレコードと、あと映画代で消えた。

オトナになると、覚えるのは「酒」である。
だから今は、本とCDと映画、そして酒のせいで浪費してしまう。
でもやめられないんだろうな。ずっとこうなんだろうなと思う。

明日こそ、スニーカーを買おう。
ディランの新譜が気になるが、すこし我慢、と、
息子ジェイコブのアルバムを聞きながら思うのだった。




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With a little luck

2008年11月16日 | 日々、徒然に
目黒で飲み会。
関わっている雑誌で描いているイラストレーターHさんが
目黒のギャラリーで個展を開いていたので、
その打ち上げも兼ねて、飲む。

Hさんは新婚さんなのだが、
お相手とは12年も付き合ったあとのゴールインだという。
それはいい話ですねー、良かったですねー、という感じで飲む。
「12年も付き合っていたから、新婚って感じじゃないですね」とHさん。
まあそうなのだろうけど、幸せな感じが伝わってきて、
なんだか、久しぶりにいい話を聞いた気がする。

宴は盛り上がり、みなさん、飲んで喰っていろんな話が飛び交う。
そのあと二次会。以前行ったことのある居酒屋で飲む。
少しだけシリアスな話をしたりして、
この店の名物「焼き白子」をつまむ。

2日連続の飲み会はさすがにつらい。
つらいつらいと言いながら、顔はヘラヘラ。
そんなこんなで、今日も家路は千鳥足。





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神楽坂酩酊男

2008年11月15日 | 日々、徒然に
昨夜はO君と一緒に、神楽坂でC社の人たちと飲み会。
まさに「働きマン」という感じが伝わってきて、
いまの20代女性はすごいな、仕事に対して真摯だなと
感服しながら、ビールを飲む。

2軒目の店に行ったときはもう日付が変わっていたらしい(伝聞)。
熱い話をしていたが、体力のない僕は沈没したらしい(伝聞)。
気がついたら午前3時を過ぎていたらしい(伝聞)。
タクシーで帰宅したのが朝の4時半だということだ(伝聞)。

目が覚めたのは昼の12時。
朦朧としながら、シャワーを浴びて仕事場に行くと、
O君に、昨夜の体たらくのダメ出しをされる。

デザイナーさんから年明けに出す本のカバーデザインが届いていた。
可愛くて、素敵である。自分も頑張らねば。

実は今日も飲み会である。目指すは目黒。
おお。もう時間だ。
みなさん(誰?)すみません。仕事もしてますから。
ちゃんとやりますから。はい。


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ご冥福をお祈りします

2008年11月13日 | 日々、徒然に
昨日の「報道ステーション」ではトップニュースだったらしい。
僕は日テレのニュースで見たが、遺体が発見されたと報じられていた。
なんとも痛ましい。言葉も出ない。

一夜あけたワイドショーでもその話題で持ちきりだった。
Yさんの写真がブラウン管に写し出された。
僕が以前の取材のときに撮った写真だった。
こんな形で電波に乗るとは。マスメディアは怖い。

ご冥福をお祈りします。

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ご無事なのを祈ります

2008年11月12日 | 日々、徒然に
以前、取材させていただき、
その後も懇意にしていただいた人に大きな事故が。
電話で知らされ、ニュースで見てびっくり。
みなさんのご無事を祈るしかない。
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肩凝り男の酔いどれブルース

2008年11月12日 | 日々、徒然に
体調は依然として、低調。
肩凝りと腰痛、胃痛にさいなまれ、
しかもやさぐれ度数がピークに達してしまった。

なので、久しぶりにO接骨院に行き、
中国人Tさんにパワフルな整体をしてもらう。

「固イデスネ~。ホントニ」

と言いながら、僕の首と肩を思い切り指圧するTさん。

「うげげ」

と声にならない声を上げながら、
Tさんの指が僕の凝り固まった首筋にめり込んでいく。

「姿勢ガ悪インジャナイデスカ?」

と言うTさん。それって僕の生き方を含むんですか? と訊いたら、

「サア~ドウナンデショウカネ」と言いながら、
Tさんは、さらに指圧の力を強めるのだった。

おかげさまで、かなり楽になる。
肩がずいぶん軽くなった。それと共に、胃のあたりの鈍痛も
心なしか軽減されているような感じだ。

「水分ヲ摂ッテクダサイネ」

とお決まりのアドバイスをもらった僕は、
軽やかな足どりで仕事場に戻り、原稿を書く。

夕方、F誌の編集長・Sさんの訪問を受ける。
新しい仕事の案件の話をしつつ、
O君と共に、仕事場近くの(やさぐれてない)居酒屋に行く。
Sさんの話にはいろいろと学ぶところも多く、楽しい飲み会となった。
共通の知り合いがいることが判明し、ほんとに業界狭いなと。
僕は心の中で「水分、水分」と唱えながら、ビールなどをいただく。

(やさぐれてない)居酒屋を出て、駅の北口にある、
昭和テイスト丸出しのバーに行き、
トリスとオムレツ(美味!)などをいただく。
すごいバーだった。「バー」と書くより「バア」という感じ。
太宰治みたいな文士(死語)がいそうで、素敵なところだった。

酩酊気分で家に帰り、ネットでニュースを見ていたら、
ザ・ゴールデン・カップスのデイブ平尾さんが亡くなったという。

3年ほど前に『ワン・モア・タイム』というカップスのドキュメンタリーを見たのだが、
当時の思い出を語る平尾さんの、
いかにも酔いどれた佇まいが素敵だった。



渋谷公会堂でカップスの復活ライブがあり、
最後列で見たのもいい思い出だ。
ガン告知前の清志郎がゲストで登場していた。
もう、あの年季の入ったブルースを聞くことはできないのだな、と思うと残念。
清志郎の生ライブも、そのとき以来見ていない。
もう見られないのかな、清志郎。

なんだか酒と訃報ばかりの今日この頃。



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焼きそば、青山にあらわる

2008年11月10日 | 邪悪なT君
過労か。それとも風邪か。
どうも体調が悪い。

ひょっとして、昼食に仕事場の近くにある中華屋Dで、
半チャンラーメンを喰ったせいかもしれない。
実はここの半チャンラーメンは
「半チャン」とネーミングしているにもかかわらず、
思い切り「一人前」の分量のチャーハンなのだ。
しかもラーメンは、ドンブリのギリギリのところまで
スープがたっぷりで、ボリューム満点なのである。

出されたものは残してはいけない、というポリシーを持つ僕は、
ちょっと量が多いんじゃねえの? と思いつつ、完食。

失敗した。
食い過ぎだ。体が重い。
調子に乗って喰うといつもこれだ。まったく。
もう喰うものか。絶対。
と固い決心をして仕事場に戻る。すると、

「うひょひょひょ。知ってますか~」

と邪悪なT君がやってきて、
携帯で撮った写真を僕に見せるのだった。



なんだこれは。
こんなモノが世の中にあるのか。

「そうなんですよ。ファーストキッチンも思い切りましたよね~。
 キテレツな味のフライドポテトばっかりメニューにあるから
 時間の問題だとは思いましたけどね~うひょひょ」

ちなみに、
このポテトに「焼きそば」はついているのだろうか。

「うひょひょひょ。愚問ですね~。
 それは実際にファーストキッチンに行けばわかりますよ~」

君の言っていることは意味がわからない。
ちなみにここはどこのファーストキッチンなのだろう。

「青山ですよ、青山。いや~侮れませんねえ青山も」

青山と焼きそば。そうなのか。
青山と焼きそば。
青山と焼きそば…と
この相容れないふたつの言葉を繰り返す僕だった。

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街の文化とプロの技

2008年11月10日 | 日々、徒然に
今日は、年明けに出す単行本に、
CDが付録としてつくのだが、
その収録で吉祥寺のスタジオに入る。
吉祥寺も変わったなという印象で、
巨大なヨドバシカメラができていたのに驚く。

ヨドバシに限らないが、
巨大な量販店というのは、街の文化としてどうなのだろう。
便利なのはいいのだが、
量販店のある秋葉原や渋谷、池袋など、
街の外観がなんだかすべて同じに見えてしまう。
吉祥寺までそんな感じが。頑張れハモニカ横丁。

閑話休題。

CDの収録は順調に進む。
出演者の方々も、
そして、スタジオのエンジニアの人も
プロフェッショナルなところが見られて、感動。
ほぼ滞りなく進行していったのも素晴らしかった。

あとはちゃんと入稿までのスケジュールを確認しつつ、
頑張っていけば、本が出る。ようやくここまで来たという気が。

いつの間にか寒くなり、もう冬の予感。
今年も残すところ2か月足らず。
年末まで気が抜けないんだろうな、と。

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