Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

ジャーナリストという職業

2008年11月08日 | 日々、徒然に
筑紫哲也さんの訃報が。
ガンだということをカミングアウトしていたので、
来るべきときが来た、という感じだった。

筑紫さんのファンだった。
80年代に「日曜夕刊こちらデスク」という
硬派な報道番組のキャスターをやっていた。
原発で働く人たちをスタジオに招いて、
劣悪な労働環境を告発する回が印象的だった。

また「朝日ジャーナル」をリニューアルし、
「若者たちの神々」という連載をおこない、
村上春樹や鈴木邦男、浅田彰といった人たちを取り上げたのが、
ものすごく新鮮だったことを覚えている。

あと「月刊プレイボーイ」で山口百恵のロングインタビューを
おこなったのも筑紫さんだった。
インタビュー記事ってものすごく面白い、と思った。

通っていた大学に筑紫さんが講演に来たことがあり、
そのときに、著書にサインをもらったのがいい思い出だ。
ジャーナリストという職業に憧れを抱いたのも
筑紫さんの活躍がきっかけだった。

時は流れ、「NEWS 23」で筑紫さんが
この世を憂いているのを見たりするようになった。
そんな毎日がずっと続くような気がしていた。
しかし、何でも終わりというものがあるんだなと。

筑紫さんはすごく充実した人生を送ったのではないかと想像する。
しかしそれだけ激務で大変な日々だったとも想像する。

おつかれさまでした。
ご冥福をお祈りします。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする