Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

世界でいちばん幸せな男

2007年04月19日 | 邪悪なT君
昨夜から、胃痛が続き、
夜中に痛みで何度も起きる羽目になる。
目が覚めるたびに、胃部を温める。
すると痛みが治まるので、また眠気が襲ってきて、
うとうとするのだが、痛みがぶり返してくると、
寝ていられなくなり、目が冴えてしまう。
胃部を温めながら、枕元にあった宮部みゆきの
『名もなき毒』を読む。上手いなあ、相変わらず。
できれば胃の痛みが無いときに読みたかった。

そんなことを何度か繰り返すうちに朝になる。
すると痛みが引き、夜の疲れがどっと襲ってきて、
そのまま眠りに落ち、死んだように寝てしまう。
気がつくともう11時だった。
その時間に人と会う予定があったのだが、
慌てて電話をして、キャンセルしてもらう。恐縮です。

なんとか体が動くようになり、
軽く食事をして、常用のクスリを服用して仕事場に向かう。
仕事場にあるホワイトボードの僕の予定欄には、


胃痛


と書いてあった。
外部から僕宛てに電話があったとき、
「はい、tacoは胃痛でこちらに入っておりません」
とか言われていたのだろうか。

僕の机に置いてあった
例のカップ焼きそば──「男の焼きそば」を、
断腸の思いで、邪悪なT君にくれてやる。
胃が悪い状態で、こんなモノを喰ったらたぶん、死ぬ。
邪悪なT君は、


うっひょっひょっひょ。


と笑いながら、「男の焼きそば」を受け取るのだった。
それはもう、嬉しそうに。
世界一の幸せ者だと思う、邪悪なT君は。

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我思亜細亜麺麦酒

2007年04月18日 | 日々、徒然に
邪悪なT君とM嬢の3人で、
S社に打ち合わせに行く。
かねてからの懸案事項について、
ようやく形が見え、具体的に動く段階まできた。

将来的に展望のありそうなジャンルの仕事なので、
なんとかうまくまわって欲しい、と願いながら
打ち合わせをする。頑張りましょう。

打ち合わせのあと、
トムヤムクンラーメンを食いたがる、
邪悪なT君を軽くスルーしつつ、
ちょっと小綺麗なチャイニーズファストフード店で、
麺や点心などを喰う。
店のBGMはフェイ・ウォンだった。
テレサ・テンが流れたらいいな、と思いながら、
麺をズルズルと啜る。

こういう類のモノを喰うと、
どうしてもアジア(日本もアジアだけど)への思いが募る。
台北とか香港とかバンコクとか。アジアの都市は素敵なのだ。
屋台で怪しい肉片の入った麺などを喰い、
現地のビールをきゅーっと飲み干したいところなのだが。

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じゅうをわれらに

2007年04月17日 | 日々、徒然に
バージニア工科大学で、銃の乱射事件が起こったらしい。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/virginia_tech_shootings/
32人の教師や学生が犠牲になったと報じられている。

あのコロンバイン大学の事件から
10年も経っていないのに、また起きた惨劇。
犯人は韓国籍の内部生らしい。
大学側の対応に問題があったと言われているようだが、
銃が所持できる社会でなかったら、最小限の被害で済んだはずだ。
やっぱり銃を持っていたら、撃ちたくなるもんな。

もう10年以上前になるが、
サイパンに旅行に行ったとき、
射撃場で銃を撃ちにいったことがある。
やっぱり人を殺す道具だと思った。
弾に当たったら痛いだろうな、死ぬよなあ。
あと、持っていたら、
かなりの万能感が持てることも理解できる。

拳銃をぶっ放すのは、
フィクションの中だけにしてほしいものだ。
『仁義なき戦い』とか『男たちの挽歌』とか。





 英雄本色II(1987)
チョウ・ユンファの二丁拳銃が死ぬほど格好良い。
敵方の無口な用心棒との対決の素晴らしさは、映画史に残る!絶対。

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ひたすら恐縮の月曜日

2007年04月16日 | 日々、徒然に
今日は、L編集部の会議があったのだが、
別件で忙殺され、大幅に遅刻する羽目に。
結果的に、ただ顔を出しただけだったのだが、
皆さんに、気を使っていただいて、
というか優しい対応で、非常に恐縮してしまう。
反省しています。次回はちゃんとした企画を出しますので。

会議では、ライターのHさんがいてびっくり。
以前、何度かお会いしたことのある人で、
共通の知り合い経由で、参加することになったらしい。
最初は、なぜHさんがいるのか見当がつかず、
しばらく目が点になっていた。
同じ雑誌でライターとして、お互い頑張りましょう。

仕事場に戻ると、僕を見る目が冷たい。
どうやら誰かの傘を勝手に使っていたようで、
僕はてっきり共通の置き傘だと勘違いしていたのだ。
非常に申し訳ないことを…すみません。
ひたすら低姿勢で謝る。

夕方になって、近くのカフェで
いろいろと打ち合わせをおこなう。
とにかく、仕事を頑張らねば。
頑張って何とかなるかどうかは、正直、わからない。
しかし、頑張らないと先が見えないのは明らかである。

帰りはS君のクルマで途中まで送ってもらう。
車中でドリュー・バリモアの新作見たいな、とか。
今度作りたい本の企画の話とか。いろいろと話す。
S君はGWに台湾に行く予定だ。誘われているのだが、
なかなか状況が許さない。
それにしても、羨ましさが募る。行きたいなあ。









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まどろみの誘惑

2007年04月15日 | 映画など
髪を切る。
最近は忙しいのもあるのだが、
千円カットの店で済ますことが多い。
今日も、そんなノリで髪を切る。
しばらくちゃんとした床屋に行ってないな。
1時間ぐらいかけて、ゆったりと髪を切るなんて、
結構、贅沢なことなのかもしれない。

髪を切るだけではない。
シャンプー、ヒゲ剃り、ドライヤー。
床屋ならではの段階がいろいろあって、
それはそれで楽しいものなのだ。
ちょっとしたマッサージや耳掃除も心地よい。
昼下がりに、まどろみながら、
頭の手入れをする贅沢。
流れてくるラジオが子守歌のようだ。

思い出すのが、パトリス・ルコント監督の『髪結いの亭主』。
中年男が、理想の女と結婚し、
髪結いの亭主として、
ただひたすら自分の美しい妻を愛し続けるという、
男から見ると、まさに理想というか妄想というか。
全編、まどろむために作られた映画だと思う。

Le Mari de la Coiefuse(1990)

床屋は「まどろむ」ためにあるものだと思う。
この感覚は、千円カットの店では味わえない。
次回こそ、ちゃんとした床屋に行きたいものである。

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不穏な会話、不毛な高笑い

2007年04月14日 | 邪悪なT君
またやらかしてしまった。

軽い気持ちでコンビニに行ったのが運の尽き。
ついつい買ってしまったのだ。



どこが「男」なのだろう。
量が多く、味が濃ければそれで「男」と
ネーミングしていいのだろうか。
女の人は食べてはいけないのだろうか(食べないだろうけど)。
カップ焼きそば業界は、
絶えずこれでもか、という感じで
怪しい新商品を出して来る。

僕の目の前に邪悪なT君が現れた。
仕方なく、僕はコレを買ったことをカミングアウトした。

すると、邪悪なT君は、

うっひょっひょっよ。

と高笑いをし、懐からアレを出した。



嗚呼、なんということだ。
今回こそ、邪悪なT君の鼻をあかせてやろうと思ったのに。
さらに凄いモノを出してきた。
しかも「ちょい辛」。

邪悪なT君は北海道の出身である。
どうやら北海道は「やきそば弁当」なるカップ焼きそばが、
シェアの50パーセントを占めているらしい。


世界でいちばん旨いカップ焼きそばですよ。

うっひょっひょっひょ。


邪悪なT君の高笑いが部屋中に響いた。
「やきそば弁当」なる代物は、去年、北海道に
取材に行ったときに、ほかに喰い物がなく、
仕方なく喰ったことがある。
ビジネスホテルでお湯を沸かして、
「やきそば弁当」を喰う自分の姿を思い出す。
あの頃の僕は、今より確実に不幸だったような気がする。
…というのはウソだが、幸せ一杯ではなかったことは事実だ。

「やきそば弁当」にはそんな思い出が詰まっている。
センチメンタルな僕の気持ちを知ってか知らずか、
邪悪なT君は、


じゃあ喰いますからね、

ひょひょひょっ。


とお湯を入れに給湯室に走っていくのだった。
呆気に取られた僕は、
「男の焼きそば」を喰うタイミングを逸してしまったのだった。

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死滅せしものに思いを馳せて

2007年04月13日 | 日々、徒然に
昼過ぎに原稿を入れる。
そのあとは、単行本のゲラチェック。
もう少しで終わる。早く終わってほしいのだが、
なかなか手強い。やはり、甘くない。

仕事場の引越しをしているのだが、
年代モノのワープロが出てきた。
富士通のOASISだ。当時は重宝したものだったが、
PC(僕はマックだが)に取って代わられて、
死滅した家電である。それでも当時15万ぐらいしたし、
机の上で、カタカタとキーボードを叩くのが日課になった
最初の道具だった。プリンタも内蔵されていたから、
結構便利だったのに。

適当に捨てると不法投棄になるから、
金を払って捨てなければならない。
なんだかなあ、と思うのだが、
それでも捨てなきゃ。ふう。



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(たぶん美人の)先生から教えられたこと

2007年04月12日 | 日々、徒然に
M歯科に行く。
マスク姿の先生(たぶん美人)は、僕の歯を
穴のあくほど観察するのだった。そして、
「詰め物しているところが、ちょっと欠けているので、
削って新しく埋めましょうね」と言い、
例のアレでギリギリと僕の歯を責める、もとい削るのだった。

懸案の上あごの炎症は、かなり腫れもおさまったのだが、
まだ触ると痛みがある。それを訴えると、
「たぶん良くなっていくと思いますけど、
ブラッシングを怠ると、また炎症がぶり返すかもしれないですよ」
と、先生(たぶん美人)は僕に警告するのだった。

それでも、「他に虫歯は無いですから、とにかく、
毎日ちゃんとした手入れをしてくださいね」と、
僕に、にっこりと(マスクだけど)笑う先生(たぶん美人)であった。

僕はよく繁華街で「ビッグイシュー」という雑誌を買う。
この雑誌は、ホームレスの人たちが販売員であり、
1冊200円の雑誌を売ると、110円が販売者の収入になる。
そこのホームレスのおっちゃんと話をすると、歯の無い人が多い。
ホームレスになると、体の手入れでいちばん怠ってしまうのが、
歯磨きなのだと聞いたことがある。
路上生活が続くと、
やはり歯磨きの習慣は難しくなるのかもしれない。

僕は幸い、ホームレスではないが、
歯、ということから連想されるのが、こうした
ホームレスで歯の無い(あるいは少ない)人たちだ。
もしホームレスを支援するとしたら、
オーラルケアセットを送るといいのではないかと思う。
歯ブラシ、歯磨き粉、糸ようじ、コップ、そして手鏡。

どうですかね? ボランティアの皆さん。




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雨の日と水曜日は

2007年04月11日 | 日々、徒然に
4月だというのに、寒い。
おまけに、やたらに雨が降る。
季節の変わり目はどうしても雨になる。

寒くても、雨が降っても、
やらなければならないことは、やらなければならない。
仕事に追われるぐらいがちょうどいいのだが、
いざ、追われるとあまりいい気持ちがしない。
明日は原稿の締切と、歯医者だ。
両方とも、あまり追われたくないなあ。





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あの娘はニートも好きなのかな

2007年04月10日 | 日々、徒然に
今日は、NPO法人「コトバノアトリエ」代表の、
山本繁さんに取材をする。
このNPOは、ニートやひきこもりを支援する団体で、
おもに、クリエイティブ系(ライターや漫画家)を育成する
プログラムを組み、成果を上げている。
また、「オールニートニッポン」というネットラジオの運営もおこなっており、
生きづらさを感じている若者たちの熱い支持を得ているようだ。

そんな団体を運営している山本さん、
聡明さと明るさを併せ持った、素敵な人だった。
いい原稿を書きたいと思う。
締切は明後日。ふう。

それにしても、銀杏BOYZ。
「あの娘は綾波レイが好き」って曲がこれまた素敵だ。
峯田和伸の『恋と退屈』を読むと、
銀杏BOYZのマネージャーが、ガイナックスに電話して、
「使ってもいいですか?」って聞いて、
「どんな歌詞ですか?」と聞かれたので、
電話越しに歌ったらしい。そしたら、
ガイナックスの担当が大笑いしてOKしてくれたという。
なんか、すごくいい話だ。

その大笑いした歌詞とは…、
さすがにここでは書けないが、
リアルな場で僕に会った人は聞いてくれたら、
歌ってあげましょう。

 ドアー 名曲が多いと思う。
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