Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

負け組の野望

2022年04月19日 | いやはやなんとも
それにしても、
吉野家取締役の「生娘をシャブ漬け」発言。
問題ありまくりで言語道断なのはともかく、
この人まだ40代だというのに、
よくこれらのワードがするりと出たものだと思う。


もしかして
この映画を見ているのかな。
細野辰興監督、役所広司主演の「シャブ極道」(1996)。
シャブ、つまり覚醒剤でシノギを削るヤクザの物語で、
阪神淡路大震災を挟みながら、
暴力団との抗争に明け暮れる男の野望と破滅を描く。
公開当時、タイトルがいくらなんでもまずいということで
成人指定を喰らったいわくつきの作品。
役所広司の最高の演技が見られるというか、
ヤクザ映画史上に残る名作と言っていいかもしれない。

でも、こんな映画(褒め言葉)を見てしまったら、
大企業の取締役なんかになれるわけないだろうし。
当時、喜んで見ていた人(自分も、だ)はすべからく
負け組になっていることだろう、ってほっとかんかい、あん?

コメント
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