Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

立ち止まって受け止める

2021年11月10日 | 日々、徒然に
そうなのか。
ディーン・ストックウェルが亡くなったのか。
享年85。


個人的にはヴェンダース「パリ、テキサス」の
ハリー・ディーン・スタントンの弟役が一番かなと思う。
さすらうことがアイデンティティになってしまった
兄トラヴィスを健気に受け止める弟。

彼の妻を演じていたのがオーロル・クレマンで、
あのやさぐれた緑色の髪の少年が
こんないい嫁さんを貰っていたなんて、と
映画とは関係のないところで
嫉妬していた自分はどうかしていました。
「パリテキ」はスタントンとナタキンの映画ではあるけれど、
地に足をつけた生活をしようとしている
この弟夫婦の生き方にも味わいがあった。

ちなみに「緑色の髪の少年」というのは
彼が12歳のときに、緑色の髪をした男の子を演じた反戦映画。
ジョセフ・ロージー監督の名作でした。
ほかにもデヴィッド・リンチ「ブルーベルベット」などでも
クセのある芝居を見せてくれました。合掌。
コメント
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