重い体を引きずりながら、歯科に行く。
年末、上の歯に激痛が走って以来、通う羽目になったのだけど、
治療するのにそこそこ時間がかかりそうな予感。
ここのおっちゃん先生からブラッシングのレクチャーを受けたので、
今度こそ歯のケアをしっかりしようと思いながら、
一週間ほどブラッシングに念を入れてからの来院だと思いねえ。
「おお。キレイなピンク色ですね~」
いきなり何の話をするかと思ったら、
歯肉のコトだった。
ブラッシングの効果が現れたということか。
「この調子でやってくださいね~そう、死ぬまで」
そうなのか。死ぬまでか。
「入れ歯になるとあっという間に認知症になって死んじまいますよ」
怖いことを言いますな、先生。
まだ死にたくないし、認知症も御免だから磨きますったら。
おっちゃん先生はそう脅かしながら、
歯をグリグリガリガリキューンと。
認知症になる前にこの責め苦で死にそうです。