最近よく聞いているのが、
ディランの「スロー・トレイン・カミング」(79)「セイヴド」(80)
そして「ショット・オブ・ラブ」(81)。いわゆるキリスト教三部作だ。
ユダヤ人なのにクリスチャンになって、いきなり宗教色に染まったディラン。
さらに、あまりにもアレなジャケットの影響もあって、
ディランのファンを自認する人でも、
なかなか聞く気になれないというのが正直なところではないだろうか。
今回初めてといっていいぐらい、ちゃんと聞いてみたのだけど、
三枚ともかなりの名盤なのでは、と。
何よりもディランのやる気がみなぎっているし、
手練のミュージシャンが揃ったバックバンドの演奏もいい。
いつものディランにゴスペル風味が加わったと思えば、さほど気にならないというか。
これまで敬遠していたのが勿体ない。もっと聞き込みたいと思った次第。
4月に来日するディランは、これらの曲をやってくれるのだろうか。
「Pressing On」とか「Dead Man, Dead Man」あたりがいいな。