デビッド・ボウイ。享年69。
ついこの間の金曜日、渋谷のタワレコに寄ったら、
デビッド・ボウイの新譜「★」(ブラックスターと呼ぶらしい)が大々的に売られていて、
元気だなあと思っていたのだけど、いきなりの訃報に驚く。
ボウイについて何か語るほどのファンでも何でもないけれど、
シネフィル的には、やはり俳優としてのキャリアは素晴らしかったなと。
「地球に落ちてきた男」「ハンガー」「バスキア」。
そして「戦場のメリークリスマス」の存在感。
第二次大戦時、凝り固まった思想を持つ陸軍大尉(坂本龍一)の
心の呪縛を解く役は、ボウイにしか演じられなかったと思う。
あと、2年ほど前に公開された「フランシス・ハ」というアメリカ映画。
冴えない女の子が何とか自分を見つけていく物語で
なかなかの秀作なのだけれど、
冒頭、その女の子がニューヨークの街を走る場面で
「モダン・ラブ」が流れて、思わず鳥肌が立ったのが、
いちばん最近のデビッド・ボウイ体験。
しょぼい経験だけどカッコ良かったんです。
動画あるかな、と思ったら、あった。