昼から新宿方面で取材。
待ち時間が割とあったおかげで、
直前で資料を読み込むことができた。
取材の下準備はすればするほど、結果が変わってくるし、
そういう意味では、待ち時間があるのは悪くない。
下準備を周到におこなったあと、頭を空っぽにして
取材に臨むほうがいい、といろんな本に書かれているけれど、
なかなかそういう感じにならないというか。
フロイトは、神経症の人にカウンセリングをする際、
どのようなものに対しても、
同等に向けられる、漂うような注意のありかた
という姿勢を守っていたという。
あまりにも集中し過ぎると、肝心なものを見逃してしまう
危険性があるからだ。
取材とかインタビューの場合もそうなのかな、と思う。
相手の言葉を一言も聞き漏らさないという意識も必要だけど、
もっと俯瞰するというか、一歩引いて相手の全体像みたいなものを
とらえられるような立ち位置。なかなか難しいところなのだけど。