Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

呼吸を合わせて

2015年01月04日 | 読んでいろいろ思うところが

週刊文春の特別号が、

なんと「丸ごと一冊タンマ君」とな。

毎日新聞の「アサッテ君」が連載を終了して、

間髪入れずにこの特別号。さすがの東海林さだお先生も77歳。

ついに引退かと思ったら、まったくそうではないらしい。

巻末のグラビアではトレーニングマシンで体を鍛える先生の姿が。若い。

 

ゆるくてお約束な「タンマ君」の傑作選を読みつつ、

下段に先生のロングインタビューが。

それによると、先生は仕事場で朝起きて、

10時か11時頃に食べるのが、松屋の牛丼か

てんやの天丼、駅にある立ち食いソバかカップ麺らしい。

なんとも素晴らしい77歳。胃腸が強靱なのでしょう。

 

先生は名文家でもあるのだけど、

インタビューで、文章の極意を披露してくれている。

 

「文章って、声に出さないけど、読んでますよね。

 読むというのは、呼吸と関係あると思うんです。

 詩を読むときもそうでしょう。だから短いセンテンスが

 続いたあとは長いセンテンスとか、そういう呼吸に会った文章が、

 読みやすい文章なんだなというふうに思うわけです。

 やたらに短くぶつぶつ切ってくと呼吸も乱れちゃうし。

 長すぎても息が続かない。だから生理と結びついているんじゃ

 ないかと思うんですけど」

 

なるほど。おっしゃる通りだと思います。

文章は呼吸が大事。人間の生理に正直に、と。

東海林先生、ますますの活躍をお祈りしています。

 

コメント
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