週刊文春の特別号が、
なんと「丸ごと一冊タンマ君」とな。
毎日新聞の「アサッテ君」が連載を終了して、
間髪入れずにこの特別号。さすがの東海林さだお先生も77歳。
ついに引退かと思ったら、まったくそうではないらしい。
巻末のグラビアではトレーニングマシンで体を鍛える先生の姿が。若い。
ゆるくてお約束な「タンマ君」の傑作選を読みつつ、
下段に先生のロングインタビューが。
それによると、先生は仕事場で朝起きて、
10時か11時頃に食べるのが、松屋の牛丼か
てんやの天丼、駅にある立ち食いソバかカップ麺らしい。
なんとも素晴らしい77歳。胃腸が強靱なのでしょう。
先生は名文家でもあるのだけど、
インタビューで、文章の極意を披露してくれている。
「文章って、声に出さないけど、読んでますよね。
読むというのは、呼吸と関係あると思うんです。
詩を読むときもそうでしょう。だから短いセンテンスが
続いたあとは長いセンテンスとか、そういう呼吸に会った文章が、
読みやすい文章なんだなというふうに思うわけです。
やたらに短くぶつぶつ切ってくと呼吸も乱れちゃうし。
長すぎても息が続かない。だから生理と結びついているんじゃ
ないかと思うんですけど」
なるほど。おっしゃる通りだと思います。
文章は呼吸が大事。人間の生理に正直に、と。
東海林先生、ますますの活躍をお祈りしています。