Days of taco

やさぐれ&ヘタレtacoの日常と非日常

芸と文章

2013年05月18日 | 日々、徒然に
最近「週刊文春」を割と読むのだけど、
水道橋博士の「週刊藝人春秋」が可笑しい。

従軍慰安婦についての発言で
物議を醸している橋下大阪市長が俎上に。
2007年、大阪府知事選に出馬との報道がなされた際、
「2万パーセント出馬はありえない」と完全否定した橋下氏が、
その後、手のひらを返したかのように出馬会見をおこなったのだけど、
この「2万パーセント」という表現の過剰さを面白がる博士。

政治家が大きな決断をすることを
「ルビコン川を越える」と言うけれど(最近この表現、よく見るなあ)、
橋下氏のことを
「そんな誇大な数字(2万パーセント)をかましてまで、
 周囲を欺き、何食わぬ顔で川を渡る」と斬り、
「この橋、トオルべからず、と注意を呼びかける看板を立てたくなる」
と落ちをつけるくだりが素晴らしい。

「週刊文春」はいつのまにか、みうらじゅん、福岡伸一、
柳家喬太郎、町山智浩といった人たちが連載を担うようになってきて、
博士の連載とも相まって、サブカルな様相、
というか、90年代にサブカル誌を読んでいた層が、
年を取って、「週刊文春」を読む年齢になったので、
連載陣も変わってきたのだろう。いつのまにか椎名誠の「新宿赤マント」も
連載が終わっているし。小林信彦だけはずっと書いていてほしいのだけど。

と思いつつ、ページをめくっていたら、

映画もドラマもCMも不発で
宮崎あおいヌードへのカウントダウン

という見出しが。
神様(宮崎あおい)に向かって何を書いとるんじゃ。

コメント (3)
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