桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

NES ZERO

2011-04-26 | Weblog
そんな番組がある。今、見ているが、福島原発事故からの電力問題で、全く誤った数字を示して語っている。
原子力発電が電力の29パーセントを占めている、ゆえに約3割の電力がないものとして、明日の生活を考えると言うが、これが間違いだ。
もし原子力発電かなくなっても、絶対に電力が3割はなくならない。
原発は動き始めたらば、朝も夜も動いている。だから、夜も電力を使って欲しい電力会社は廉価で売り、企業は夜間も活動するようになったのだ。原発は、夜は休む人間の生活を変えてしまったのだ。
それはさておき、朝も夜も動く原発は、定期点検で休む以外は、常に発電を続けているから、その電力は、常に発電能力をフルに数字として示されるのだ。
その他の水力や火力などは、何時でも休めるために、消費電力に応じて稼働させているのだ。フル稼働はしていない。だから、原発がなくなっても休んでいる物を稼働させられるのだから、ただちに3割不足にはならないのに、あたかも3割不足になると語るのは、原発の価値を過大に錯覚させる原因だ。
情けないねぇ、この程度なんて。

最高の夜!

2011-04-26 | Weblog


昨夜の食べ物は、最高の鮪の他にも、もちろん旨い物のオンパレードだった。
写真にあるのは、それらだが、初物のスイカまで出された。自分独りが、こんな美味しい物を味わって申し訳ないようだった。
二本松さんは商売人なのに、人の善い旦那と言うか、お坊ちゃんのままに成長したような嫌味のない人で、一緒に飲むのが楽しかったし、痴漢冤罪で刑務所に入れられている小林さんの娘さんもオットリした素敵な人だし、更に、二本松さんの幼なじみの東洋大学教授、西村先生はアメリカなどのイノセント・プロジェクトを翻訳して出版されている方で、話も盛り上がった。最後はカラオケに行き、飲んで唄って楽しんだ夜は帰るのを忘れるほどで、東京に泊まりになってしまった。
また一緒に過ごして楽しい友人を得た夜だった。

本物

2011-04-26 | Weblog
昨夜は、冤罪仲間の二本松さんのお誘いで飲んだ。
二本松さんは神楽坂で寿司屋を営まれているが、材料の仕入れに築地へ行ったとき、ヒステリーな女子警察官に駐車違反を問われ、抗議したことを「肘打ちをされた」とでっち上げられて闘っている。
先般の国賠交流会のおり、「1度飲みましょう」と約束したのが実現しての昨夜だった。
「今日は300キロを超える鮪の頭部が手に入った」とのことで、それをご馳走になったが、食べてビックリ!
写真が、それだが、1番手前にあるのが頭部らしい。そして、赤身、中トロ、大トロと、左がトロの焙りだが、どれも絶品だった。
焙りは、心地良い香りが口の中に広がり、その甘いような味が最高だった。
大好きな赤身は、もっちりした質感が、何とも言われぬ旨さだったし、今まで旨いと思わなかったトロも、噛む度に口の中に消えていくもので、こんなに美味しい物とは知らなかった。
「銀座で食べたらば1貫1万円はする」と言ってたが、さもありなん!
本物を知ってしまった夜だった。

弁護団会議

2011-04-25 | Weblog
今日は弁護団会議だった。災害後、初めてだったが、あれから月日が過ぎて、少し落ち着いて来たせいか、殆ど震災の話にはならなかった。
前に確認されていた判決日や、その後の行動などを確認した感じだった。

雷雨

2011-04-24 | Weblog
東京から水戸へ帰る高速バスに乗っていると、バラバラとバスを叩く音が始まり、読んでいた本から目を上げて前の窓を見ると雨だった。
最後部座席に座り、窓はカーテンがあって判らなかったが、空は真っ黒な雲に覆われての雷雨だった。
季節の変わり目を告げる雷だ。これでもう、冬は去るのかな。

ノーコメント

2011-04-24 | Weblog
d2という雑誌を立ち読みした。杉山が「俺のことが書かれる本が出る」と言うので、どんなことが書かれているのかと興味があったからだ。
買わなくて立ち読みで正解だった。長い冤罪体験を、僅か数枚で書くのだから当然だが、かなり雑な内容と感じた。
田中角栄や同じ4舎3階にいた金嬉老さんのこと始め、杉山の獄中体験談に付いてはノーコメント。

琵琶湖

2011-04-24 | Weblog
琵琶湖はデカイ!
昨日の集会の会場は、琵琶湖畔のピアザ淡海。そして、ホテルは併設された「ホテルピアザびわこ」だった。
昨日は雨だったが、今朝は晴れ。起きてカーテンを開ければ、目の前には琵琶湖に比叡山。水に緑、モヤに煙った風景は軟らかくて和み、暫く見とれてしまった。

憲法のつどい

2011-04-24 | Weblog

昨日は滋賀県弁護士会に招かれて大津に来た。
自白の心理学で名高い浜田先生、足利事件の菅家さんと三人、可視化での集会かと思ったらば、憲法のつどいだった。
若手弁護士さんたちの寸劇、浜田先生の講演後、三人が並んで弁護士さんからの質問で嘘の自白について語った。
つどい後は、すぐに懇親会に入り、懇親会後は、菅家さん待望のカラオケと続き、日付けが変わるまでになってしまった。
会場に入った後、日野町事件の家族に電話をして話したが、まだ考えたくない!という状態らしく、家族の痛みの深さを知ったが、「冤罪と闘う人たちに、何か伝えたいことなどありますか」と問われて絶句してしまった。
どんなにか勝ちたかったろう阪原さん!どんなにか無念だったろう阪原さんを思ったらば、必ず闘い続ければ勝つの確信を語るのも申し訳ない気持ちになってしまった。

二番打者論

2011-04-23 | Weblog
野球の打線を構成する上で、まずは四番打者を中心に考えるのだろうが、三番打者最強が良いと言う論がある。
最強が三番にしろ、四番にしろ、クリンナップと呼ばれる三、四、五番の中軸を組めなければ打線にならないが、俺は、意外に二番打者が重要だと感じる。
昨シーズン、我がジャイアンは快調にスタートした。一番坂本、二番松本の繋がりが良くて打線を引っ張った。ところが、松本が怪我で欠場したらば、その繋がりが切れてしまい、打線が打点のようになり、投手陣の崩壊もあって三位に甘んじてしまった。
今年、ジャイアンは二番に脇谷を器用しているが、残念ながら二番打者ではない。
一時期、ジャイアンの一番打者が仁志だった時期があったが、この選手は高校、大学、社会人と、何時も中軸を打っていたから、とうとう一番打者には成りきれなかったし、仁志が一番であることがジャイアン打線の欠陥だと感じていた。
今、脇谷を見ていると、同じ違和感を覚えてならない。
決して脇谷が悪い選手だと言うのではない。足も速いし、予想外の活躍もするし、それなりに存在感もある。だけど、二番は違う。二番打者はマイナスを生んではいけない打順だ。確実に走者を送ったり、中軸に繋げたりする堅実さを求められるが、脇谷は、まるて長島を連想させるエラーをしたり、簡単なことをミスしたりするのだ。
プロ野球に入るような選手は、みんなが高校や大学で中心選手だったから、仁志や脇谷のようで当然なのだが、今年のジャイアン打線の成否は二番の脇谷が鍵を握っていると感じる。

スーちゃんが死んだ

2011-04-23 | Weblog
俺はキャンディーズを知らない。長い獄中生活でテレビを見られない間に、沢山のアイドルが生まれて去って行ったが、キャンディーズも、その中の一組だ。
ラジオで流れる歌、たまに見る週刊誌で見るだけだったが、三人組では、俺もスーちゃん派だった。余り歌唱力はなくて、センターポジションを伊藤蘭に奪われたスーちゃんだったが、女優に復帰してからは、着実に演技派として成長した。そして、今回の突然の死だった。
癌であったことや闘病を伏せたまま、突然に逝ったスーちゃん。まだ55才。勿体ないよね。残念だったねぇ。