桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

葛飾ビラ配布事件

2009-12-01 | Weblog
昨日、最高裁で有罪判決があった。
荒川庸生さんがマンションにビラを配ったことを犯罪として有罪にしたのだが、明らかに社会常識を失った判決だ。
もちろん、配ったビラは共産党のモノで、だから逮捕されたのだが、マンションに入ってビラを配ることが他人の権利を不当に害するはずもなく、完全に形式主義で最高裁には常識が無いと、またまた露呈した判断だった。
これが自民党や民主党ならば、絶対に逮捕も起訴もされない。警察権力にとって最も怖いのは、金や利権では動かない共産党しかないから、そこだけに集中的に弾圧し、共産党は警察に睨まれる恐い組織だと社会にアッピールしたいのだ。そして政治的な力を弱めるために、今回のような当然のビラ配布すらも弾圧するのだ。
こんな警察や裁判所を恐れれ必要は無い。千人も万人もの荒川さんを作り、日本中を戦いの場にしてやればいい。
きっと戦い続ければ、この最高裁は社会から消え去るしかなくなる。
昨日の荒川庸生さんへの不当判決は、この日本にある最悪の裁判所を葬り去る日に向かう切っ掛けとなるだろうし、そうしたいものだ。
この最悪の連中が布川の決定も下すのだから、堪ったものじゃないよね。

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