桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

お気楽な稼業

2016-06-07 | Weblog
検察の不起訴が公表されたらば、たちまち不眠症が治った甘利は、「政治活動を再開する」と会見した。
桝添の政治資金流用問題では、調査を依頼された元検察官が「違法ではないが不適切」と記者会見で発表して幕引きらしい。
「説明する」と言って大臣を辞めた甘利の国会閉幕と不起訴公表を狙っても目覚めは、余りにも露骨で笑うしかないなぁ。
桝添も凄い。家族旅行先で開いた会議とは、親しい出版社社長との懇談だそうだが、その相手社長に事情も聞いていないらしい。その調査の甘さを指摘された佐々木元検察官は「事実認定は、そういうもの」と、気色ばんで反論したとか。
さすがに元検察官!!
そうなんだよね、検察は。自分たちが思い込んだらば、不利になりそうな調査は手抜きして強引に事実を認定してしまう。
これが辞め検の調査だが、こんな「最初に結論ありき」で一件落着、何のお咎めもなしと来ては、甘利にしても桝添にしても、本当に政治家稼業はお気楽なものだ。

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