桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

ことの本質

2014-03-28 | Weblog
袴田事件の決定に対する検察庁の抵抗を、判り易く言うと「証拠は捏造で無実だ」と言う裁判所に対して、検察庁は「そんなのは間違い。袴田巌は犯人だから死刑だ」と言っていることになる。
判るかな、殺す!と言ってるのだ。
俺たちの常識で言えば、人を殺すなどは暴力団でもない限り、尋常な話ではない。それを検察庁は言っている。
袴田巌さんを殺すと言う、検察庁の根拠は、なに?
警察と検察がグルになってでっち上げた味噌タンクから見つかった衣類?
やろうよ、再現実験を。
あの衣類が偽造と証明されたらば、俺たちは、袴田巌さんを殺すと言う人たちを、逆に殺すことが許されるのだろうか。

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