桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

松戸の狭山活動

2019-01-29 | Weblog
松戸で狭山事件の支援している人に招かれて行って来た。
狭山事件は冤罪のエリートだ。有名だし、多くの支援者がいる。あちらこちらで支援集会も行われていて、松戸でも、毎年、やっていたようだ。
石川さん夫婦も来て訴えをしたが、俺も30分の予定で話と歌だった。
余りにも露骨な証拠捏造は、石川さんが差別された地区に生まれたこと。その差別が警察は露骨な証拠捏造を生んだのは間違いない。
ただ、狭山事件の支援者が「差別裁判」と語るのには同調出来ない。
この集会で石川さんも「差別ゆえに裁判所は勝たせない」ということを語ったとき、差別捜査ではあったが差別裁判ではない、裁判所は、単に証拠捏造を認めない連中だからだ、という反論をした。
狭山事件は差別解消運動の旗印にもなり、それが純粋な冤罪裁判とは違ったを問題を作っても来たが、
石川さんが無実であり、冤罪であることには違いがない。
松戸地区で熱心に、しかも何十年にもわたって支援している皆さんの思いを知って、早く冤罪を晴らしたいと思った。