桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

今年は元年になる

2019-01-09 | Weblog
今年から刑事事件の総ての事件に弁護士が付く。
不充分な可視化制度にオマケで付いた感じの制度だが、この制度は、もしかしたらば冤罪紡糸に強力な力になるかも知れないと、俺は期待している。
警察が思うままに録画を止められる可視化など、屁の役にも立たないし、百害あるばかりだと、俺は反対側だった。1本の前進。この1本が始まれば、やがて2歩を生み、3歩を生んで改革は進む。そうも言われたが、心を傷めて自白させるのが犯罪捜査と心得てる警察、それに警察の思うままを許す検察は、強かだ。可視化制度を自白補強に使い始めて今市事件のような冤罪も作り始めている。案の定だった。
もちろん、始まった可視化制度は、その制度外に置かれた事件でも、可視化しろ!と要求して抵抗する手段を生むなど、それなりの成果はある。そこに全刑事事件の国選弁護制度が始まれば、冤罪犠牲者には、こんなに心強いことはない。
ただ、選ばれた国選弁護人次第となるので、これからは弁護人も験されることになるだろう。
事件があって犯人逮捕、すぐに弁護人の面会、無実を訴えて抵抗手段を得る!いいなぁ。
この制度が冤罪を防ぐ大きな力になると、俺は期待してる。

だから嫌いなんだよ!

2019-01-09 | Weblog
長野の広島移籍問題で、原監督が「仕方ない」とか抜かした。
確かに制度だ。丸に匹敵する外野手としての力量を持つ長野の移籍は、これで広島の戦力ダウンにならなくて済んだのが良かったと喜んだし、この数年間が不振の長野が心機一転。残る選手生命を存分に力を発揮して巨人を見返して欲しいと願ってる。願ってるが、長野をプロテクトしなかった原監督、大丈夫ですか?だよ。
だって、巨人選手の間での長野の人望は凄いよ。シーズンを戦い抜くチームには、そういう力も必要なのだ。ただ単に野球選手としての成績だけじゃないものがあると、原監督は分からないから、こうなったではなかろうか。
原監督が指揮しないも、今できる戦力ならば勝ち負けの争いになるだろうが、2軍行きを拒否してインターした奴に「仕方ない」なんて言って欲しくないぜ!