桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

誰の責任かなぁ

2019-01-25 | Weblog
今日は国賠裁判終了後、すぐに帰る予定だった。
裁判は、午前11時半開始。まあ民事裁判は短時間だから、長くても昼には終わる。そう思っていた。
思っていたのに、昨夜、帰りのチケットを確認したらば「金沢発9時24分」となってる??!!
なぜ?
滅多にチケットの確認などをしない俺が、昨夜に限って確認したのも不思議だが、午前9時24分金沢発なんて、理解不能だ。
俺がチケットを頼むときに言い間違ったのか、それとも駅員さんが間違った?
何しろ俺だからなぁ。
判らない!

アタマの良い馬鹿!

2019-01-25 | Weblog
今日は金沢地裁での国賠裁判。
検察官が無いと答えて出さなかった検察官調書があるのを発見したので「証拠隠しの違法行為だ」と訴える裁判だが、今日も驚くことがあった。
裁判官が「見たい」と望んだので、検察官が作った調書は「無い」と隠した女性から警察官が作成した調書を弁護団が提出した。
これに対して、口で代理人として法廷にいる、多分、何れは検察庁に戻った男が「これは証拠の目的外使用の問題がある」などとクレームを付けたのだ。
はあ!でしょ。
つい大声を出したかな。馬鹿じゃないの!とも。
検察官が所持する証拠開示を広げる法律を作ったとき、この開示証拠の目的外使用を処罰するとした法律が加えられた。
でもさ、本来と裁判は公開が原則でしょ。ならば、その公開法廷に提出された証拠は、国民総てが閲覧し、検討して良い物になるんじゃないの。それに、そもそも税金で集めた証拠に対して、検察官が「こう使え、ああ使うな」と介入すべきものなのかね。
裁判官は「そういう問題はない」とか言ったが、当たり前だ。
検察官に裁判を任せて来た日本の司法は、その根源から誤っていたと、改めて感じさせる出来事だった。

金沢の夜

2019-01-25 | Weblog
昨日は、最後の裁判所要請だった。
俺は要請には参加しないが、その後、参加した皆さんと冤罪犠牲者の会の件を話し合った。
当日、どんなことをするかなど、かなり見えて来たことにホッとして、俺は冤罪仲間の国賠裁判支援で金沢行きだった。
長野辺りから雪景色になり、新潟県になると真っ白だったが、金沢には、全く雪は無かった。
でも、寒い。
夜飯は、丁度、誕生日の俺と青木恵子さんを祝うということでご馳走になった。
蟹!
以前、天橋立に行って蟹を食べたときに、量が多くて暫く食べたくない思いをしたが、あれ以来だったせいか、美味かったぁ!
もう1軒!という誘いを断り、金沢の夜は10時前に終わったけど、嬉しく感謝の夜だった。