桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

嬉しかった感想文

2011-11-04 | Weblog
茗渓学園の子供たちの感想文については、もう書いたが、やつと2百を越えそうな子供たちの思いを読んで、何度も涙を流した。
こんなにも素直に、こんなにも真っ直ぐに俺の言葉を聞いてくれ、自分の人生の明日に重ねてくれたのだと思うと、改めて自分の体験の有り難さを感じた。
「もし生まれ変われたならば、もう一度桜井昌司をやりたい」と言った俺の言葉に、私ももう一度自分に生まれ変わりたいと言える生き方をしたい、と書いてくれていたのが、本当に嬉しかった。
頑張れ、人生は楽しいよ。

更地

2011-11-04 | Weblog


利根町の家を取り壊して、初めて帰った。
何も特別な感情を沸き起こす物が存在しない、キレイさっぱりの土地になっていた。
俺自身も取り壊し作業をしたことがあるけど、大体が更地にすると小さく感じるものだが、我が家は、更地にして広く感じた。今まで植木があり、 それが繁って屋敷を狭くしていたようだ。
まだ、この土地をどう使うか決めていないが、無罪判決から続く身辺の変化の一つを確認する今日だった。