今日は、新宿ケーズシネマでの舞台挨拶の日だった。震災余波の原発事故で舞台挨拶をキャンセルしていた杉山も、初めて新宿に来たが、50名を超える人が来てくださっていた。
こんな大災害があってみると、俺たちの44年の冤罪生活も小さな出来事に思えるが、理不尽な出来事としては同質。そんな意味も感じてくださるのか、見て下さった皆さんは、こっちが驚くような感想を語って下さる。
今日も、沢山の激励を頂いて、本当に有り難い限りだ。
その観客に、どうも親戚の娘に似た女性がいるな、と思いながら挨拶をし、ロビーに行って、皆さんと話をしていると、おじちゃん!と声。見ると、似ている女性は、やはり親戚の娘だった。
映画を見てくたさった方はお分かりになるが、映画の中で俺の作詞作曲した歌「春風の乙女」が、声楽家の伊藤淑さんによって唄われるが、その作品の対象者の一人であった彼女なのだ。あの当時、小学生だった彼女も、今は23才かな。
今は美容師になっている。やはり社会に帰っての14年を、改めて感じた今日だった。