桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

最高裁判所

2008-08-29 | Weblog
布川事件は、これまでに二度、最高裁を経験している。どちらも有罪、棄却と悪い判断を覆すために弁護側が求めたものだ。
今回、三度目となる最高裁は、検察が申し立てた抗告だから、今までとは違う。その最高裁で、今日は最初の朝宣伝だ。
雨模様で参加者を案じたが、10名も来てくれた。
昼のマリオン前宣伝には、11月に立教大学である立教祭の打合せで来た若い女性を含めて20名に近い参加者があって、有り難かった。
初めての最高裁要請行動は15名。打合せてが長引いて、俺は遅刻したが、職員の対応は、実に穏やかだった。やはり高裁で勝利し、しかも検察の理不尽さが判っているのかも知れないと感じた。
要請に参加した人の言葉は、一人ひとりが納得と言うか、その通りだよなと思わせることばかりで、改めて、我が闘いは正義なり!の思いを深めた。

樋渡検事総長ドノ

2008-08-29 | Weblog
検察がした特別抗告で、樋渡さんに手紙を書いても詮の無い話。しかし、黙っているのも癪な話。気楽なメールにした。
樋渡さん、検察が可視化を一部だけで逃れようと、何か法律紙に言ってるね。
アンタが何を言っても、後ろめたく無ければいい。
問題は、樋渡さんが何を言っても、所詮は言い訳。
世界を見て御覧よ。今や韓国でさえも全面可視化だよ。韓国警察が言ってる、「反対だったが、今は良かった。犯人が否認しても、その姿をありのままに映せば、裁判では真実は判る。今は可視化によって尋問技術も上がった」とね。
アナタが一部可視化で良しとするのは、何をどう言ったところで、そう出来ない違法、不法な取り調べを続ける警察に負けてるだけ。検察には全面可視化出来ない理由があるだけのこと。いや、長く書き過ぎた。これは、また樋渡さんの発言を読んで後、その詭弁をたっぷりと反論してあげますよ。
今日、書きたいのは、特別抗告書に付いてだ。
樋渡さん、これ読んだの?中身が無いし、かなり低レベルだよね。
これまで特別抗告批判を書いて来たが、結局は「最高裁が詳細に検討して有罪にしたのだから、それを覆すのはならん」ってことだよね。
それにしても、もう少し、何か無いの?新しい証拠を加えるとか、鑑定をするとか。
検察は即時抗告をして、僅かに二点の証拠を出すだけでしたね。まあ、それで充分、高裁は逆転出来ると思ったのかな?
但木さん、会ったけど、官僚だったなぁ。検察官ではなくて官僚。樋渡さんの前の総長だよね。
甘く見たかな、高裁。名張を逆転させた門野さんが来た、よし!裁判官僚は検察の軍門に降った!とね。
樋渡さん、甘いよ、この特別抗告書。
最高裁は、確かにアナタたちに近い。あの連中は、司法じゃない。行政官。政治権力に覚えめでたい連中ばかり。似てるよね。所詮は政治権力におもねるアナタたちに。
だから、最高裁ならば、俺たちに味方する!ってね。検察の主張に味方する!かな。
甘いよ、樋渡さん。
証拠を隠しちゃ、ダメだよ。嘘を言っちゃ、ダメだよ。これからは社会人の正常な感覚が裁判に関わるんだよ。こんな証拠隠しをして裁判官を欺いて有罪にさせた行為を反省もせずに、欺かれた判断にしがみ付くなんて、人間を社会を馬鹿にし過ぎる。
田中森一さん、アナタの仲間だったね、今は刑務所にいるけど、彼の著書に検察の裏金、あったね。読んでる?警察の裏金は、今や公然たる事実。是正する姿勢も無い。検察も同じかな?だから、検察が道理を主張したら警察の窮鼠に噛まれる恐怖。指揮官たる検察は警察の僕。
恥ずかしいね、樋渡さん。嘘付きは泥棒。判る?耳に痛いな、俺。
裁判で嘘を言ったら犯罪。当たり前だよ。
医療過誤、医師は逮捕される。司法過誤、何で許されるの?
樋渡さん、医師は間違いを犯罪にされるんだよ!
公務員たるアンタたちが証拠を隠して、誰も罪に問われない裁判制度は間違ってる。
俺は生涯を掛けて、アナタのような人が、アナタの論理が育っような組織が罪に問われる制度になるように声を上げ続ける。
この前、水戸駅宣伝をしたとき、北口の布川事件に対して、水戸地検か南口で裁判員制度で宣伝してたらしい。記者が教えてくれてね。事前に知っていたらば、我々も南口でやって検察の嘘付きを直接に言えたのにと、残念でしたよ。俺たちが経験をかたり始めたら、立ち往生でしょ。検察は黙って逃げるかな?樋渡さんも、かなり裁判員制度で街頭などに出てますよね。そのうち、アナタの前で、我が布川事件を語り、いかに検察が汚いかを社会の人に訴えたいと思ってますよ。そのときはアナタが社会に支持されるか、俺が支持されるか、やり合いましょう!
お互い、頑張りましょう!