職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

2010年08月21日 | ヤスさん日記
はてさて
今日も暑い日が続きます。
この月が明ければ
早稲の刈り取りが始まり
暑さも緩むでしょう。
稲穂の香りが漂えば
新潟のいい時期い入ってゆきます。

近くの郵便局までの道程
自分の歩き方が
少し可笑しいような
不思議な気分になり
ちょっと大きく歩いてみたり
ちょこちょこと歩いてみたり
そうしたら
また可笑しくなってみたり。

小豆島までの長旅の往復
固定された姿勢なら
やはりどこかに変化があるもの。
それを
散歩が教えてくれている。
同じことを同じにしよう
と思う気持ちと
身体の変化。

同じことも同じように
同じと見えるものが違うものに。

最近「楽」という文字に
注目してみます。
楽しいでもあり
楽をするでもあり
この一字をとっても
捉え方は様々で。
楽しみというコトも
焦点をどこに置くかや捉え方で
かなりの変化があるのですね。

楽しいの中には
お互いの成長や
多様性があるような気がします。
楽しい楽しい毎日には
大きな大きな成長が。

ながさん
秋の収穫がもうすぐそこです。
美味しい新潟楽しみに来てくださいね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

使える為の基本

2010年08月20日 | ヤスさん日記
玄関前の小道に生きる
草達をみながら思いました。
名前も知らないけど
がんばっている仲間が
他にもいるのだろう。
踏みつけられもするが
でもまた
光に向って生きようとする。

そうだ
不安に思うこともあるけれども
それを転化する術は
様々にあるのだ。
それを使う為の基本を
もう一度確かめようと思います。

背筋を伸ばし
靴をそろえて
家の中の掃除
早い返信
想いを書き留める
親への感謝
先祖への合掌
等々
使える為の基本をもう一度。

小豆島で思ったこと。
やはり笑顔を共有できる仲間は
いいです。
そして私を傍で支えてもらえる
ってことに感謝な瀬戸内海でした。

ながさんとの二人旅も
楽しみにしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本の一重

2010年08月19日 | ヤスさん日記
私の人生の目的が
答を早く見つけることなら
だいぶ遠回りでしょう。
けれど
そこに辿り着くには
いろんな道がある
ってことを
もっと感じたいな
お思う今日この頃です。
答を早く見つけるってのが
私の人生の目的なら
だいぶ遠回りしているのでしょう。
でも
その答に行きつく道が
沢山あるってのを
感じ伝えたいな
と思う今日この頃です。

答。
答を確信できているのか
って質問にも
今はきっとそうだと思う
と応じるのですが
そのきっとに向けて
様々な模索が大切なのだなと。

そして
もしかしたら
その模索するってことも
答の一部に
入ってるのかもしれない。

カテゴリーや枠が
無いというよりも
溶け合っているような
もしくは
溶け合っているような
そんな感覚を
もっと表現できればなと。

さて
ものづくり
どんな表現にできるか
楽しみであります。
小豆島での穏やかな時間も
日本の一重を感じられ
こころの糧となり
血となり肉となり
私を創り上げていってくれるでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

布団に溶け込む

2010年08月18日 | ヤスさん日記
布団の気持ちよさ
に包まれながら。
佳き時間なんてものが
向こう側にあるような
そんな
心持ちです。

瀬戸内海に浮かぶ船
小豆島の空の色
大らかな海

日常を離れての旅が
どんなに大切がを感じながら
今日も終わります。
そしてまた
日常に溶け込む
ただただ日々の大切を感じる。

それを
ゆっくりと書き留めます。
今はただ
布団に溶け込みます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

経験

2010年08月17日 | ヤスさん日記
賢者は歴史に学び
愚者は経験に学ぶ
といいますが
私は経験から学ぶことが
多いようです。
それが無知無明
ってやつなのでしょうか
しかし
やっぱり
体験する中から
すべったり転んだりする中から
成長するきっかけを掴むもの
なのですよね。

確かに古典の中から
大きい怪我をしないように

方向を見定められるように なるでしょう。
また
賢い人なら
先達の言葉の中から学ぶことも
多いのでしょう。

しかし
私は自分の経験を通すことによって
魂を震わせる
それをカタチにする。
ぴりぴりするような空気の中から
確かなものを感じる。
誰かが確かだ
といったことも
自分で試してみたくなる。
成長って
どこにあるのでしょうね。

だからといって
先達の経験した言葉もまた
大切なもので。
そこから感じるものも
あるもので。

ながさん
今日は小豆島に入ります
またゆっくりと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

螺旋

2010年08月16日 | ヤスさん日記
戦いの螺旋から
降りることのできない武蔵。
降りられないのか
降りないのか
またどちらでもあるのでしょう。
求めるものが
あるのなら
その螺旋を昇り続けるか
いっそのこと
逸脱してしまうか
それしかないのでしょうね。

比べて
自分の中に入って
殻を破って
また比べて
そんな繰り返しでもあります。

深みを増してゆくのでしょう。

最近はtwitterでのさらけだし。
自分の製作を
開け放つことで
自分への枷をつけてみたり。
いつでも
やめることができる
けれどもやめない。
ってやつがいいのだと思うのです。
誰からも強制されておらず
だけれども
やめない
あきらめない。

そんな成長を
と思う今日この頃です。
関西への旅へ出発
あちらでは
私のうつわがどう展開するのか
楽しみであります。


ELLEGARDEN - 虹
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平和

2010年08月15日 | ヤスさん日記
新潟は豪雨の夜が空け
静かな空気です。
8月15日に
今日の私たちは世界は平和かな
って問いかけます。

立ち止まってみよう
振り返ってみよう
理解したり
言葉にしたりって
容易いコトではない
けれども
それでも
目を背けられない。

そして
今ここに居る私たちが
今から何を選択してゆくか
を問い直す時
でもあるでしょう。

平和って言葉が
なんかぼやけている今日。
幸せと呼べるニュースが
日々を彩るときを
未来に繋げたいな
と思います。

rize - heiwa
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

来し道

2010年08月14日 | ヤスさん日記
鎚起銅器に関わる父親
そして伯父さん二人。
真ん中の伯父さんが人間国宝になったことで
父の来し道を考えさせられます。
同じように見えて
同じではない環境の中で
父は
なにを感じ
なにを見てきたのか。

戦後
養子
寮生活
先輩
工場長
家庭

まじめに真面目に生きていた
父の血をひいた私が
こんなにもふわふわとしているのは
父の中にも
某かの
出っ張りがあって
でもそれを隠さなくてはいけない
状況というものが
あったのかもしれません。

ふわふわ
ふわふわ

親父が目の黒いうちに
しっかりとしたモノを
ひとつでも見せれたら
と思う今日この頃です。

盆も正月もなく働き詰めた
先人達の血が
私にも流れているのですから
今の時代に合わせながらも
その血潮を
繋げてゆかなくては。

今日も仕事ができることに感謝し
一日を始まります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先祖のみなさん

2010年08月13日 | ヤスさん日記
私がここに立っていられるには
どれぐらいの確率で
ここに在るのでしょうね。


父の父
父の母
母の父
母の母
そのまた父や母
そのみんなが出会う確率を考えたら
とんでもない数字がはじき出される
のでしょう。

そして
私は今ここに立っていて
これからも
沢山の人に会うわけで。
そうなんですよね
凄い確率で会っている
それを
どんな風に大切にできるか。


この環境で生まれたこと。
鎚起銅器の職人の父と
専業主婦の母の次男
と生まれて
学校へも行かずにふらふらと過ごし
22歳で
やっと道を見つけ
父と同じ職人となる。

私が私である
ってことを考えると
日々が先祖のみなさんの
礎の上に立っている
のですよね。

お盆には
家に帰ってくる
先祖のみなさん。
ありがとうを
日々にも繋げられるように
今日は過ごそう
と思うのでした。

ながさんは
どんなお盆ですか。
新潟は台風一過です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

隙間は未来へのヒント

2010年08月12日 | ヤスさん日記
昨日の急ぎ足に続き
今日も急ぎ足。

大掃除も急ぎ足
しかし
普段手の届かない場所からは
ヒントになるようなモノが
でてくるものです。
隙間は未来へのヒント
見落としがちなとろも
きれいきれいに
ほこりと一緒にでてきたヒントを
こころにしまい込んで
掃除は続きます。

新潟は台風の前触れ
台風がくる前に
片付けれるように。

そして
台風が過ぎ去った跡には
秋に向けての助走が始まります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする