職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

もっと

2010年05月21日 | ヤスさん日記
朝の冷たい風を
部屋一杯に取り込んで
一日が始まる
そんな今日この頃
ナガさん
その後東京はいかがですか?

人間はとかく
慣れてゆく生き物で
また
留まることをしらず
欲望にも
かられるものです。

それらと
成長との関係が
どう作用しているのか
とても深く感じてみる
必要があります。

満たされているコトと
そこからのステップ。

火の鳥が見ていたように
繰り返されることが
人の宿命なら
そこから逸脱する方法を
考えなきゃ
なと。

逸脱する方法。
もっと考える
もっと行動する
もっと留まる
もっと発する
もっと慎む。

山の中に逃げ込んでは
見えないもの
この市井だからこそ
見つかるもの。

昨晩の月は
やけに寂しげでした。
誰にも知られない孤独
それを保っていなければ
輝きは持続しない
のかもしれません。
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数百年

2010年05月20日 | ヤスさん日記
数百年。
そこに生き続ける
ってことを考えます。
それは
木々であたり
建築物であったり。

7百年。
生き続けた
木を見上げて思うのです。
それは
音楽であったり
絵画であったり
湯沸であったり

そのモノ達は
沢山の人生に出会い
どんなコト
感じているのでしょうね。

木々や建物は
そこから動くことも出来ず
悲喜交々を見る。
美術館に飾られた絵画
子供部屋に飾られた絵画
史料館に並べられた湯沸
日常使いの湯沸
どんなコトを感じながら
居るのでしょうね。

私たちは何百年遺るでしょう。
そして
今だから出来るコトとは。

今日の夢は
見上げているのが私だったり
見下ろしているのが私だったり。
あのとき七百年の木は
どんな風に
こちらを見ていたのか
そんな想像に遊ぶ
職人なのでした。

ナガさん
悠久の中でのサカモトさん
好きですね。

坂本龍一(Ryuichi Sakamoto) Merry Christmas,Mr Lawrence
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変質しないという覚悟

2010年05月19日 | ヤスさん日記
五月雨をあつめてはやし最上川
新潟でも静々と
雨が降っております。
雨が集まり
木々のフィルターを通して
清流となる。
それは場を清め
こころを鎮めてくれます。

パノラマの山々
雨の気層
新緑の緑

何一つ
欠けてはならない世界。
完璧さとは
未だ足りない所を
補填しようとする
世界にこそ
あるのかもしれません。

そんな
静けさからの帰還。
今日の糧は
どんなコトがあっても
変質しないという覚悟

一層深みをますのでしょうね。
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天使の仕業

2010年05月18日 | ヤスさん日記
天使ってどんな姿をしている
のでしょうね。
ふとしたときに
発見させくれるのって
天使の仕業
なのかもしれません。

突き詰める焦点が
焦りに変わりそうな時
散文詩的にふわふわと
見据えていたはずの
北極星を教えてくれます。

それが天使
なのでしょうか。
隣にいてくれるのか
ときどき寄ってきてくれるのか。

固執してしまうと
見えなくなってしまうものに
また新たな視点を与えてくれます。

全体を見ていて
目の前のことを大切にしていて
それなのだと思うのです。
星を見え上げている時でも
風を感じ
足下を感じ
香りを感じ
状況を把握している
私が必要です。

ただ
私の使命ってやつを
果たそうというコト。
あきらめない
ってことが
彼らを感じるには必要なこと
なのでしょう。

伝えたいのは
鎚起銅器でもあり
モノに想いが宿る
ってことでもあり
ふたつの輪を
バランスよく
保ち続けよう
と思う今日この頃です。

さて
今日も佳き始まりです。
ナガさん
透明な爆発しましょうね。

DOUBLE/Angel
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石切職人のお話

2010年05月17日 | ヤスさん日記
ローマ時代
3人の石切職人に
「今、何をしているのか。」
という質問をしてみたところ
一人は「生活のため」
一人は「石を切っている」
一人は「教会を建てている」
と言ったそうです。

目標は定まっている
ならば
あとはそこに
到達する為に
どんな手法も
試してみる必要が
あるのでしょう。

「幅を広く」
ぶれない為には
根を深く深く
掘り下げること。

壁に突き当たったときこそ
苦手な方向への
幅が広がるとき
なのでしょう。
苦しい方向にでも
笑って突き進める
そんな人であろう
と思う今日この頃です。

春のお祭りも終わり
寒さが残る中
着々と田圃は緑に変わってゆきます。
また秋に向けての
地道な日々なのですね。
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足下を問い直す

2010年05月16日 | ヤスさん日記
鎚起銅器って
必要なのだろうか。
そんな根本的なコトを
問いかけてみます。
何故それが
今まで連綿と続き
また
今ここに存在しているのか。

問い直し
問い続ける
ことによって
足下が強固になる
のでしょう。

私の役割
鎚起銅器における
燕三条における。

今こそ
私にできることを
もっと深く感じよう
と思う今日この頃です。

ナガさん
東京の風は
やはり
新鮮さを
与えてくれますね。
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一足飛びすれば

2010年05月15日 | ヤスさん日記
お前まだまだ出来るだろ
って
新月が言ってくれている
ようでした。
ピンチなのかもしれません
しかし
一足飛びに
それが今までの
壁を乗り越える
ことに繋がるのでしょう。

今まで私の中にあった
大きなわだかまり。
見てみぬふりをしているもの
それを解消する
きっかけ
を与えてくれている
のでしょう。

もっと本気で生きられる
もって自分を投げ出せる

それが
蛮勇の地でも
私を貫ければ
と思う今日この頃です。

作り上げているのは
私の中の想像
ならば
それを新たな方向に
向けて上がられれば。
力に力はぶつかり合いますが
向かってきた力に
寄り添い
軸をぶらさずに回転できればな
と思う今日この頃です。

自分の甘えを
見据えるってことを
保ち律してゆく
ですね。
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ガチャガチャ

2010年05月14日 | ヤスさん日記
チャンネルを
すぐに変えられるようにするには
目の前にあるコトに
真剣に向き合うことだな
と思う今日この頃。

多様な事柄が
起こってきますが
どれひとつとして
欠けてよいものなんてなくて。
だからこそ
ひとつひとつ丁寧に
また
この時代の速さに
変換できるように
と。

今週は東京に2回。
行ったり来たりの中で
私のチャンネルは
ガチャガチャと
切り替わったり
切り替わらなかったり。

私という変換機は
今まで経験したフィルター
を通して
どんなコトを発信できるのでしょう。

ガチャガチャ
ガチャガチャ
東京で走った時の疾走感は
やはり
東京の風に乗る
ということなのでしょう。

新潟は曇り空
新潟でのインスピレーションを
再び東京に持ってゆきますね。

アン・サリー ハレルヤ
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正しさってなんだろう。

2010年05月13日 | ヤスさん日記
正しさって
どんなところにあるのでしょう。
正しいと言われている行為が
ほんとに正しいって
どこで決まるのかな
と。

歴史を見ていても
正しさって
その時代時代によって
変化があると思うのです。

法律とか
規律とか
それがなんのためにあるのか
ということも含めて
考えなければ
ならないのでしょう。

十把一絡
ではない世の中で
本当に正しい
って言えることが
どれだけあるのでしょう。

真理を探究する中で
その壁は大きいようです。
理想と現実
なんて言葉では
片付けられないギャップ。

ナガさん
新潟はまた初春の寒さで
一日が始まります。
背筋を伸ばしてゆきますか。
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モノトーンの世界

2010年05月12日 | ヤスさん日記
考え続けることが
とても大切だな
と思う今日この頃。
どちらかに決めてしまえば
考えずにすむのかもしれませんが
それが極端な方向へと
向かわせてしまうのかもしれません。
一歩一歩と進む中で
流れの中で
刻一刻と変化する
ということが
世の常だなと。

一夜にして
今まで正しい
と思っていたことが
間違っていた
なんていうことも
今までの
歴史にはある訳です。

「味の素をなめると
 頭がよくなる。」
「牛乳を飲めば
 お乳の出がよくなる」

私たちが見ている表層
の内側に広がる世界は
どんな想いに満ちている
のでしょう。

白か黒か。

その狭間にある
モノトーンで作られた世界に
美しさってあるような気がします。

ナガさん
美しさを表現する使命
やるしかないですよ。
帰郷の新潟は
寒さに包まれています。

Mr.children GIFT
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