職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

風土

2010年05月07日 | ヤスさん日記
その土地に生まれた意味
ということを
考えます。
風土に包まれて育つ
ということ
それを巻き込んで
どこでどう過ごすのか。

「風と土がお互いを認め
 相見舞うことで
 風土が生まれる」
ってお話を聞きました。
風と土だったら
私はどちらなんだろうかと。

どうも私はその狭間に
生きているような。

私がこの土地で生きると
根っこをはやしたときから
葉が茂り実がなり始めたような
気がします。
その実を
味わってほしいと
手渡す。
また
あちらの土地で育った実
その味わい
それもまた素晴しい。

各地の実の香りを運んでくれる風。
実感としての
味わいを伝えてくれる風は
さらさらと葉をくすぐりながら
またどこかへと。

私の足下を支えてくれる土。
どっしりと根をおろすには
そこに心地さとともに
厳しさもあります。

土の栄養と
風の香りを感じながら
大きく育て
と思う今日この頃です。

ナガさん
東京も夏の声が
聞こえているのでしょうか。
コメント
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