職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

黄砂

2010年03月21日 | ヤスさん日記
先入観を削ぐ
ってことが
どれほど大切なことか。
そのプロセスを認識した上で
新しく向き合う。

ものづくりに於いても
人柄ってやつが
どの程度
その作品に作用するか。
心底から出ているものと
表層の感情
本来持っているものか
人生で獲得してきたものか。

どちらにせよ
そこに在る
ってことが
私の定着
であるわけで。

「男子三日会わずんば
 刮目して侍すべし」

変化し進化し
日々
定着させる度に
まだまだと思い。
それでも輝いてくれている
私の北極星を
見失わないように
と思う今日この頃です。

ナガさん
大風に運ばれてきた黄砂は
世界が繋がっている
ということを教えてくれますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リセット

2010年03月20日 | ヤスさん日記
春の土曜日
仕事を早めに切り上げて
三寒四温の音を聞きながら
大きな掃除は気持ちがよいものです。
開放感
芽吹き
日だまり
全てが一歩一歩を
感じさせてくれ
新たなる気持ちを与えてくれます。

「大切なものを大切にする」
とてもシンプルなことですが
気の弛みが
折角の大切なものを
壊してしまうことも
あるもので。

Must find polar star of myself.
And must have friends that they teach to look up sky.

それをまた紡ぎ上げる
私の北極星と
空を見上げさせてくれる
仲間がいれば
きっとまた
と思う今日この頃です。

そこに在った違和感

どんなものか
検証しつつ
リセットして
前へ進む。

ときとして
猫のような日が必要ですね。
塀の上を
ゆったりと歩くような
そんな一日です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多面的捉え方

2010年03月19日 | ヤスさん日記
今の段階での善悪を決めることが
自分の過去の否定にならなければ
いいなと思う今日この頃。
ナガさん
この季節の風を
身体いっぱい呼び込むと
溶け合っていくような
感覚さえ覚えますね。

ひとつの物事に対しても
自分の思考を
言葉で切り出すには
どれだけ膨大な数に
なるのだろうな
と思う訳です。
そして
それを凝縮して
その圧迫感に苛まれたり。

力点をどこに置くかとか
圧力の掛け方とか
範囲の広さとか
とにかく
言葉ってやつの
紋切りさと幅広さの
天秤がゆらゆらと
揺れる訳です。

それでもと思い
清談に憧れつつも
足下の砂に歩みを絡めとられないよう
進んでゆくことが
大切な訳ですね。

ながさんと話した
多面的捉え方の序説
これから深めてゆきましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定着と覆しと

2010年03月18日 | ヤスさん日記
いつも私は
わかっているつもりを
わかっているつもりであり
それを言い切るには
まだまだ経験が即していないな
と思う今日この頃。
ナガさん
国立新美術館は
革新がもたらす
美しさというものを
教えてくれましたね。

ルノワールの想いが
X線や赤外線で科学的に
伝わる
というコトが面白い試みだなと。
表現の上において
素材や道具
そこにこそ作家が現れ
定着してゆく。

本当のことって
誰にもわからなくて
自分でもわからなくて
本気で嫌いだと思っていたことが
後になって
好きの裏返しだったな
ということもあったり。

しかし
今に全力で相対している
ということを
定着できれば
また
それが自分の中でも
覆される
ってことを
感じていられればな
と。

今日の新潟は
寒さの中にありますよ。
東京の春の風が
また今日一日の糧になります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

感動を繋ぐ

2010年03月17日 | ヤスさん日記
感動ってこと
そこにはこころの動きから
身体の動きへの
定まり方があるような気がします。
感動する場面に立ち会える
そのありがたいご縁を
どう自分の立ち位置に引き寄せ
繋げてゆくか。

全国各地から集まった
東京のライブハウス。
そこまでもちよった
それぞれの気持ちを
進化させ
また帰ってゆく
ということ。

感動を味あわせてもらう度に
歌の深みが増してゆきます。
会う度に
お互いの人生の深みが増してゆきます。

そして
ひとつ確認した
大きく大切なこと
信じるとは
どんなことがあっても
揺るぎないもの
例え落ちようとも
生命の輝きを知っていれば
必ず立ち上がってくるもの
だなと。

それはいつも
ポジティブな方を向いている
訳ではなく
ネガティブな部分を
包み込むこと
でもある
のだろうな
と思う今日この頃です。

ナガさん
今日の東京はは美術館日和ですね。
この感動も新潟に繋げてゆきますよ。

FUNKIST - BORDER
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

路傍の石となる

2010年03月16日 | ヤスさん日記
「自分を路傍の石と思い
 それを大切に抱くことを忘れない。」
ということなのだと思います。
大切なものは大切であり
そして
それはどこにでもあるわけで。

最近想いがすれ違う二人の側で
私になにができるのだろう
考えます。
ナゼソレガオコッテイルノカ
私はその中で
私の二人に対する想い
というものを練り上げる
のみなのだろうなと。

いつも通り
いつも通りでありながら
こころの底から。

目の前で起こっていることを
何故良いと思うのか
また悪いと思うのか
自分の都合に引きつけずに
考察を深くして。

それぞれの生命の輝きを
知っていれば
信じるということを
貫けるはずです。

さて
ナガさん
東京に吹く一陣の風
感じましょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

面白くなる

2010年03月15日 | ヤスさん日記
新月前の月曜日
ナガさんいかがお過ごしですか?
本来の力を出し切るには
いつも
お腹の中心に力点を置く
ってことなのだな
と思う訳で。
未来もすでに自分の中に在り
それを感じるコトが
とても大切なのでしょうね。

私は新潟が大好きな訳ですが
以前から
根拠が無く新潟は
もっともっと面白くなる
と思っていたのです。
それが
最近の出会う人とのご縁の中で
確信というレンガが
ひとつひとつ積み上がってゆきます。

大地

草花

山々
私が育ててもらった新潟と
私の中で育っている新潟
歴史の中のひと鎖の物語。

今日目が覚めたことも
心底から喜びが湧いてくるのは
生命を使い切る準備が
整い始めているのでしょう。

久しぶりの東京も迫ってきましたね。
指先から美しさが伝播するってことを
感じられる時間になりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目の中に宿るもの

2010年03月14日 | ヤスさん日記
新潟は大気不安定
こんな中どうするか
そんな知恵を
昔の先人達は持っていたのでしょう
今私にできること
といえば
いつもフラットでいる
ということぐらいでしょうか。
今朝は鳥のさえずりが
心地よくアトリエに響きます。

目の中に宿るもの
ってのは
とっても大切だな
と思うのです。
瞳の中から
人それぞれのこころの深淵が
垣間みれるような。

その淵にただずむのは
力強さだったり
優しさだったり
悲しみだったり
包容さだったり。

passion
という言葉が
心地よく私を包む時間
をいただきました。
今の時代
それは情熱であり受難である
のかもしれませんが
貫く仲間がいる
ということが
ありがたいなと。

例え二度とまみえることが
なかったとしても
私の中に蒔かれた種達は
すくすくと育つでしょう。
北極星を見据えられれば
光や水が足りなくなる
ということもないはずですから。

ナガさん
今日という一日も
楽しみましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩の世界

2010年03月13日 | ヤスさん日記
いつも考えること
これから
今からどうするかということ。
1秒でも前のことは反省改過し
今までの殻は殻として
私の中に還元され
これからどうするのか
ということだな
と思う今日この頃。

新潟は春の陽射しが
青空にまぶしく
その空気を踏みならしながら
郵便局までの散歩。
こんなときは
まどみちおさんの詩を思い出します。


「リンゴ」
リンゴを ひとつ
ここに おくと

リンゴの
この大きさは
このリンゴだけで
いっぱいだ

リンゴが ひとつ
ここに ある
ほかには
なんにも ない

ああ ここで
あることと
ないことが
まぶしいように
ぴったりだ


「いわずにおれなくなる」
いわずに おれなくなる
ことばでしか いえないからだ

いわずに おれなくなる
ことばでは いいきれないからだ

いわずに おれなくなる
ひとりでは 生きられないからだ

いわずにおれなくなる
ひとりでしか 生きられないからだ


春のリズムに乗って
風とともに
ことば切り取られた入り口から
奥深くまで見通す
そんな時間を
まどみちおさんは
与えてくれます。
散歩cafe散歩
そんなコトにも思いを馳せながら
今日も仕事に励むとしますか。
ナガさん
東京も春めいている
のでしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

変質する

2010年03月12日 | ヤスさん日記
大きく言ってしまうと
服は服ですが
彼女とデートなら
素敵に見えるような服とか
冠婚葬祭なら
きっちりな服とか
その時によって
服も服なりの顔を
持っている訳ですよね。
十把一絡の
一把一把をもっともっと
感じるコトが
大切だなと思う今日この頃です。

実はその大きく捉えるか
小さく捉えるかで
物の変質であり
人の変質があり
自分が変わらない自分であっても
捉え方で大きく変わるわけで。
鎚起銅器
その中にも機械を多く使用したもの
もあれば
ほとんど使わないものもある。
それがどちらが良い悪い
というわけではなく
自分が何故それを貫くか
ということを考える訳です。

また
細分化すれば
大橋保隆というパーソナリティーも
大きく見れば燕の人であり
新潟県人であり日本人であり。

ただ
その変質ということに
絡めとられないで
手に取れるようになりたいな
と思う職人でした。

ナガさん
東京はあたたかいでしょうね。
カフェでの語り合い
楽しみにしております。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする