職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

世の中に

2022年12月03日 | ヤスさん日記
昨日は
深々と初雪が
降り続けました。
そんな日には
良寛さんに触れたくなるものです。

「淡雪の中にたちたる三千大千世界
 またその中に泡雪ぞ降る」
この句を思い出します。

そんな夜に
松岡正剛さんの
「外は、良寛」を
引っ張り出してみる。

良寛さんの魅力は
どこにあるのか。
フラジャイル
とゆう言葉を
松岡さんは使っていましたが
黒板に使う白墨のような
芯の強さがある中での弱さ
と。

「世の中にまじらぬことはあらねども
 ひとり遊びぞ我はまされる」
この句を残さなければならなかった
良寛さんに
それは表れているのかもしれません。

私も
ただただ職人として
生きてこれたら
もっと腕がよかったでしょう。
けど
人生はそれだけではない。

世の中の趨勢に
流されずに生きてゆくには
世の中と
渡り合ってゆかなければ。

良寛さん句を心に
今日も岩室の家の開拓に向かいます。
自分たちの安全基地をつくれるように。
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