職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

それぞれの闇雲

2018年09月13日 | ヤスさん日記
新しい仕事
にとりかかる前には
寝ても覚めても
それを考えていたりするわけで。
そんな時に必要とされるのは
新しい道具をつくること
だったりするな
と思う今日この頃。
ながさん
毛越寺の屏風は
どんなですか。
きっと厳しい時間なのでしょうと
燕からも想像しております。

市街にある工房は
音が出せない時間
とゆうものがあるわけで
その音が出せない時間だけに
あらゆる工程を
頭の中で整理する時間にもなっています。

若い時は闇雲
だったりしますし
そのやみくもの中から
つかむものがあったりするわけですが
経験を積んできて
その経験と今の技術から抽出して
その仕事の工程を考える。
考えられるようになる
とゆうこと。

そして
それ以外の新しさにも
挑戦する志を持ち続けること。

昨日師匠と話していて
お前くらいの歳に戻れたら
とゆうような話をされていたのです。
確かに
体力よりも
気力とゆうものの充実は
歳を重ねるごとに
変化があるものでしょう。

たまには
今の自分の闇雲にも
突入してみようかな
と思う職人なのでした。
ながさん
屏風を心より楽しみにしております。
コメント
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