職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

ブナの木

2009年06月11日 | ヤスさん日記
新潟県三条市(旧栄町)には
ブナ林が作られています。
東京の小学生と
地元の小学生が
交流を深めながら一本一本。
クワガタや
トカゲに
目をキラキラさせながら
本当に楽しそうに。

ブナの木
橅の木とも書きますが
戦後
日本には物資が乏しく
子供たちの机等々の為に
国策でどんどん切られた
そんな運命を背負った木です。

その当時には
それが必要だったのでしょう。
子供たちの教育の為に
という想いも
あるわけで。

時代の流れとともに
変わり果てた山々
その場所に
どんな木々が茂っていたのか
私には
三角形の杉の木しか
イメージにのぼってこないわけで。

多様性に満ちた自然
そこに在ることが
そこに生えることが
そこに根ずくことが
きっと必然であるように
私たちに
必要なことを教えてくれている
のかな
と思う今日この頃。

私がこの地域に
この家族で
生まれたことも
きっと
素晴しい意味があるのでしょう。

木に無いと書く
そんな木を
もう一度新しい姿で。
そんな想いが
琴線に触れる
職人なのでした。
私にできることをできる覚悟
それが必要なようです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする