職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

しずく茶

2008年06月16日 | ヤスさん日記
清廉な朝
雨降りの日の散歩
もよいものです。
傘にぽつぽつと
そぞろ歩き
その土地土地で色を変える
紫陽花の青
歩く歩幅からも気持ちよさが
伝わってくるものです。

星野村茶の文化館。
棚田の広がる窓
お茶の歴史
玉露、煎茶、紅茶etc
一服のお茶のいろんな表情
深い甘味がまさしく滴の一杯目
まだ残る甘さが青年期のような二杯目
ゆっくりと渋さをます三杯目
複雑さを越え一息つく四杯目
飲み干した茶葉に酢醤油を交え
全てを味わい尽くす。
この贅沢極まるひととき
沢山のモノではなくても
その一椀に溢れる時間を
大切にしたいなと
そう思える空間。

ひと時の出会い
そしてまた
それぞれの地で日常の
コトゴトに戻って
でも、きっと忘れないこの時。
有り難く
ナニゴトにも
誰にも奪われるコトのない
そんな時間の集積が
とても大切なのだな
と思う今日この頃。

ストイックの意味のひとつに
誰にも奪われる事のないものに
価値を見いだすこと。
って意味がありますが
まさしく
です。
北海道、新潟、東京、大阪、兵庫、京都、広島、熊本、沖縄
期間限定の恋人のように
大切に想いながら
それぞれの場所で
それぞれのカタチで。
最後に吹き消したとしても
きっと
素晴らしいモノが
残るのでしょうね。

キャンドルナイト1pi:ce
素晴らしき仲間と
出会えたコトに感謝です。
コメント
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