goo blog サービス終了のお知らせ 

職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

刺激を与え合える人たちと

2025年04月24日 | ヤスさん日記
新潟をしばらく離れる。
昨日の晩餐は新潟駅近くの
家庭料理とワインのお店へ。

何が嬉しいって
まだ知らない美味しいお店を
教えてもらえることは
なんとも嬉しいことです。
そして
それが気楽であり
カジュアルであり
ワインの種類も量も充実している。

そんなお店が
こんなところにあったのか
と驚くばかり。

私は
会社として
これから拠点をひとつ増やす算段をしています。
燕の工房では
自分の極めんとする鎚起銅器を。
石瀬の鎚起銅器道場では
これから開かれるべきものづくりの敷居を下げるために。
そして
今度の拠点では文化を耕すための
様々な企画を。

また
自分の寝床を新潟市内に確保する
という実質的なところもあり。

昨晩も
経営者と個人として
やりたいことと
やるべきことの
バランスをどう捉えるか
と言った話。

そして
ご一緒した方も
経営者として新たなチャレンジをしようとしている方で。
刺激をもらいました。
刺激をもらいながら
自分も刺激を与えられる
この関係性はよい。

そして
夜は更けて
ワインを重ね。
しかし
思い切り話したお陰で
今日も爽快です。
雨の新潟をツアーに向けて走り出します。

多様で重層的な世界を縦軸横軸で観れる力

2025年04月23日 | ヤスさん日記
毎月
開催していた読書会も
昨晩で終わり。
昨日は
経営者として預かる
という視点を
持たせてくれる会となりました。
いつも
学びを与えてくれる場で
今回は高校生にもわかるマルクス。

全てを商品として捉える視点。
また
お金をマネーとゴールドで捉える視点。
その交換価値と使用価値。

私は
経営者として
労働者であり
資本家である。
時代背景として
今だからこその
その両輪を回すことで
見えてくる世界がある
のだろうと思います。

あの当時のイギリスは
産業革命から労働環境が
とても悪い時期。
資本家と労働者の関係性は
今では考えられないことだったようです。

いや
しかし
今の世でも
見えないところで
その格差はあるはず。

私が
こんな読書会を通して学びたいことは
多様で重層的な世界を
縦軸横軸で観れる力。
それは歴史であり
今生きる社会である。

また続く
この仲間達での読書会。
次は
何を課題図書にしようか。

やってみるとわかること

2025年04月22日 | ヤスさん日記
風フェス
からの能登支援。
無茶だ
とも思うわけですが
しかし
いつかの能登支援の帰り道で決めたこと。
そして

その無茶な日程の帰り道に
また秋もこんな日程で来た方が
多くの仲間が集える
ということ。

やっぱり
マグロのような共同代表2人。

今回
風フェス仲間と行ってみて。
その仲間をアテンドする役割もある中で
現地での新しい発見がありました。

震災支援については
初期の行った方が良いかどうか?
という話から始まり。
様々な意見があるわけですが
現地に行ったからこそ理解できることがある。

それを
風フェスなりに形にしてゆかなければ。
そんなことを考えつつ
青空の金沢を発ち
新潟に向かっています。

今日明日と
銅鍋づくり体験西日本ツアーの準備をしたら
明後日から出発します。

なんとかやり切れた風フェス

2025年04月21日 | ヤスさん日記
土曜の晴天から一転
今日は朝から
雨が降っています。

風フェス立ち上げから
大切な仲間が旅立った
風フェスの風フェス。

私も
なんとかやりきりました。
なんとかやりきれました。

この一転した天気に
私は
その仲間らしさを感じました。

舞う桜が
みんなの車に張り付いて
みんなの場所へと届けられる。

あまりにも早い
旅立ち。
その旅立ちが届けれくれた
私たちへの絆。

限りあれば 吹かねど 花は散るものの心みぢかき 春の山風


今日からは能登。
少し新潟を離れて
リセットしてきます。

キラキラした希望の風

2025年04月20日 | ヤスさん日記
風フェス初の
桜満開
透き通るような青空。

ここに集えること
みんなで語り合えること
助け合いながら
私たちは活かされているんだな
と強く思います。

今はまだ
頭が回らずにふわふわとした言葉を
届けているような気もしますが
しかし
ここに昨日から集っている仲間の顔を見ていると
そして
その雰囲気に浸っていると
エンジンがかかってきます。

また今日も
自分たちで立ち上げながら
自分たちが手放しせる状態である
この場を
じっくりと感じ切るとします。

大橋保隆の存在意義

2025年04月19日 | ヤスさん日記
兎に角
やりきった。

大阪への納品
新潟市内への納品物完成
ツアー先での納品完成
銅鍋づくり体験材料の取っ手完成。
残すところは
あと銅板に錫をぬるだけ。

やりきった
兎に角
やりきった。

今日からの4日間は
市民活動の日々。
4日間連続で市民活動に
時間を注ぐには
その分を前倒しして
完成させておかなくてはならない。

以前なら
完徹もなんのその
って感じですが
齢50を前にして
24時間は働けず。

しかし
市民活動をしているからと
職人仕事を疎かにしたら
それはもう存在価値がないでしょう。

そんな言い訳はせずに
両輪をぐるぐる回し前進する。
それこそが
大橋保隆であります。

兎に角やり切った
あとは
週末の風フェス
週明けの能登支援。
この繊細な時間を
仲間と共に広い視野で
過ごすとします。

長崎の不思議な体験

2025年04月18日 | ヤスさん日記
青空の下
オイル交換と
6ヶ月点検に向かう。
この車でツアーに行くのは
初めてだ。
先日の宮城は
一番遠くまでの出張ではあった
しかし
ツアーのような
日々の荷物を積まなくてもいいだけ
気楽な出張ではあった。

今回の旅は
遠くは長崎まで。
雲仙・普賢岳の温泉に入る
のが楽しみなのである。

長崎
そう言えば
22歳の職人になる前に
自転車で行って以来。
あの時の不思議な体験は
今でも忘れません。

九州の山道で
大雨に遭遇し。
風を引いたようで
頭も朦朧とし
ふらふらと宿泊所を探して
訪ね歩いていた。

しかし
そんなところは見つからず。
なんとか
なんとか
長崎の街に着いて。
日帰り温泉に滑り込んだら
風邪症状はどこかへ消えていた。

人間って
そんな力があるんだと思います。
その体験が
人間を信じる力になった。
今も
ぎりぎりなところはあるけれども
あの山を登れば海が見えるはず。

リラックスの為の酒さえも

2025年04月17日 | ヤスさん日記
思えば
酒を呑んでいない。
健康を保つために
ぎりぎりのところにいると
人間はそんなものなのかもしれない。
ということは
普段はやるべきことがないから
酒を呑むということだろうか。

いや
普段の酒は
リラックスのため
とも言える。
今は
酒を呑み
リラックスすることすら
許されない状況で
日々が進行している
それだけだろう。

夕方に
近所のコーヒー屋で
今後の打ち合わせをし。
出張のお土産を買って
石瀬の家で
今週末のイベントの荷物を載せ替える。
家に帰って
ほっと一息ついた
と思ったら寝落ちしている。

湯船に浸かるのが
次の日に疲れを残さない
方法かもしれない。
しかし
きっと明日からは
それすらもできない日々になるだろう。
金曜までには
出張前の納品物も
ある程度の形にしておかなければ。

24時間働けなくなって

2025年04月16日 | ヤスさん日記
出張までのやるべきこと
を並べてみる。
毎回
出張前の恒例行事。
A4の紙に
出発までの日にちを羅列して
入っているスケジュールを書き込み
作業時間を計算する。
明らかに
パンクしているような気もするが
ここからが職人の勝負所。

手を早く動かすのは
当然だけれども
どう省力化のアイディアを出し
出張までのスケジュールで
やるべきことをこなすか。

24時間あれば
3日分働ける
なんてことを
以前は言えたし
実際にできた。

けれども
今はもうそんな体力はない。
なければ
ないなりにどう動かすか。

次には
鎚起銅器を志す人に
託す作業がある
という希望を胸に。

展開する回転

2025年04月15日 | ヤスさん日記
個展の最中に
また新しい物件情報が飛び込む。
その内見に行ってきました。

特に
求めていたわけではないけど
その図面を見ていると
私が必要としていたものが
ここにあるのではないか
という気にもなってきます。

私1人では
どうにもならないことですが
でも
だからこそ私らしい場所
のような気もします。

それを通して
またひとつ
カルチベイトとして形にしたい
ことができました。
いや
これこそ
カルチベイトのするべきことなのではないか。
また
私が市民活動に於いて実現したいことは
こういったことの積み重ねの中で辿り着くところがあるのではないか
などなどと考えています。

新潟の文化を
改めて見直すタイミング
なのかもしれません。

これから
交渉が続くわけですが
実現しますように