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職人たちの徒然草

新潟県・燕市在住の職人ヤスさんと、東京都・杉並区在住の職人ナガさんの交換?日記です。

ご縁に恵まれた人生よ

2025年04月14日 | ヤスさん日記
終わった。
兎に角やり切った。
個展直前に
大切な人を亡くし
個展初日が
葬儀の人重なり。
それでも
三方舎さんという場があるからこそ
やり切れた。

個展を開催するチームが
助けてくれた。
風フェスメンバーも
助けてくれた。

私は
なんてご縁に恵まれた人間なんだろう
と感じています。
そして
それをお返ししてゆかなければ。

やり切れたことに感謝して
今日からまた
今週末の風フェス
来週からの西日本ツアーに向けて
準備を進めます。

風強い日に飛び立つ

2025年04月13日 | ヤスさん日記
風強し
そんな1日の始まり。
今日で三方舎さんも最終日。
実は
この展示を最後に
三方舎さんの周りが整備されて
三方舎さんでの企画展は
これで最後となるらしく。

ここから
私が地に足をつけられた
職人人生。
世間をめぐってきて
またここに帰ってきました。
そして
この9日間を過ごさせてもらい
私はまた
どこに旅立つのか。

もう
帰ってくる場所はない
といった心境。
実際には
今井さんにも会えるし
話も聞いてもらえる。

しかし
この場所がなくなることで
私は
退路を絶って
飛び立つような心持ちです。

今回の
展示を通しても
私はまだまだ甘いし
まだまだ出来ることがある。
どれだけ
自分を過大評価しているんだ
と苦笑もしますが
しかし
アイディアはあるし
まだまだ形にできていないことが
たくさんある。

まだまだ
歓楽街を転がるようなこともありましたが
これからは
もっと限られた時間を
注ぎ込まなければ。
そんなことを思う朝です。

そして
今日の最終日。
最後の三方舎さん展示を
形にしてきます。

風フェスに再起動

2025年04月12日 | ヤスさん日記
だんだんと
風フェスへ向けての
心の動きも活発化してきました。
今まで
いろいろと試してきたことを
なんとなく理解してくれていた人たちが
今は
しっかりと理解してくれている
そんな気持ちです。

そして
それがSNSでの情報共有などで
顕在化している。
その顕在化が
広がりと深まりの重要な点なんだろう
と思っています。

共同代表が居なくなったら
なんて考えていましたが
きっと
これからも風フェスは大丈夫だろう
と考えています。
しかし
私たちが考えていることは
私たちにしか伝えられない
それが
風フェスの理念というもの。
それに
それらをどれだけ
これから伝えられるか。

受け取ってくれたみなさんが
どう感じるかは
またそれぞれのみなさんのやり方でいいのです。
しかし
理念を伝え切るということ
これは
経営上の重要なてんですね。
さて
来週末は風フェス
本格的に始まります。

癒しのレストラン

2025年04月11日 | ヤスさん日記
「大橋さん
 お店に入ってきた時
 顔が土気色でしたよ。」

帰り際に言われました。
昨晩の
仲間のレストランで。

確かに
最近は
一生分のため息を吐いている
と思うくらいに
気がつくと息が止まっていて。
酸素が脳に
うまく回っていないような気もしている。

しかし
そんな顔色のことには触れずに
シェフの美味しい料理
マダムのあったいかいおもてなし
2人で足を運んで選んできたワイン
そんな空間を
三方舎さんでの会期後半に向けて
参加メンバーと共に過ごさせてもらって。
「顔色が戻ってきてよかった。」
と見送ってもらったときの
ありがたさを沁み沁みと感じています。

こうやって
あったかい癒しの空間がある。
心置きなく過ごせてもらえる場所。
元気をもらいました。

今日もため息が続き
気力を奮い起こすこと度々ですが
しかし
あの場所がある
という心強さと共に
今日も会場へと向かいます。

ため息の効用

2025年04月10日 | ヤスさん日記
一生分のため息をついた
位に思っていますが
まだまだ
ため息は尽きない。

ため息をすると
幸せが逃げてゆく
なんて言いますが
ため息の効用は
健全な精神を保つためには
重要なこと
なんだろうと感じています。

ついつい
息を止めていたり
肩に力が入ったり。
ため息は
それを気づかせてくれる。

ふーーーーっ
と大きく息を吐いて
また大きく吸い込む。

時々
思い出したように。
いつ
このため息がなくなるのか
定かではないですが

私の心身を保ってくれている
ため息に感謝。

風フェスへの置き土産

2025年04月09日 | ヤスさん日記
風フェスも
来週末となりました
基盤は整えておいたはず
と思いますが
しかし
私たち共同代表が止まったら
どうなるのだろうか
と思ったりしていましたが
やっぱり
みんな風フェスらしく
助け合ってくれているな
と感じる朝。

杞憂ではなかった
共同代表が倒れたら
風フェスはどうなるのだろうか
ということ。

それを
由佳子さんは
風フェスへの最後の置き土産として
残していってくれました。

いつかが
いつかは誰にもわからない
その備えをしておきたい
という共同代表の願い。

それは
この風フェスという場を
きっと続けてほしい
という願いでもあったのです。

それを
由佳子さんは
近しいスタッフさんたちに
届けてくれました。


私たちは
生きている
けれども
いつかは倒れる。
そして
そのいつがいつかはわからない。

まだ
感情として
立ち直れるわけはないのですが
その助け合いのやりとりを見ていて
少しづつ元気を回復しております。

鎚起銅器のコントラスト

2025年04月08日 | ヤスさん日記
今回の展示会では
一般的なヘラ絞り鎚起銅器と
私が普段から叩いている
一枚から打ち上げる鎚起銅器のコントラストが
ひとつの大きな焦点です。

ついつい
どちらが良い悪い
という話になりがちですが
どちらにも意味があり
どちらも良いのです。

そして
今回は法人として
この一般的な鎚起銅器の製作を通して
ヘラ絞り生地を作れる職人の仕事を増やす
と共に
私たちなりの鎚起銅器職人を増やす
という取り組みでもあります。

来場し
お話を聞いてくれて
この辺りを理解してくれる方が
多くいてくれるのがありがたい。
そして
それを手に取ってくれるのが
私の銅器を買ってくれる以上に嬉しい。

もちろん
私のような一枚から叩き続けることを
応援してくれるみなささんもいてくれて
それは
とても嬉しいこと。

思惑
というものが
通じること
そのための環境をつくること
今日もまた
伝え切るために行ってきます。

市民活動レッスン

2025年04月07日 | ヤスさん日記
振り返ってみると
ずっとレッスンしてもらっていた
のだろうと思っています。

市民活動に於いて
私の考えは突飛過ぎる
それを
ちゃんと多くのかに伝えられるように
噛み砕いて順序立てて話さなければならない。

ずっと
一緒にご飯を食べさせてもらいながら
ずっと
一緒にお酒を飲みながら
あったかい家族のように
私に教えてくれていたこと。

いろんな話を
思い出すことができます。
それらを
書き留め
実践してゆかなければ。

しかし
風フェスを始める時にも
大きな力になりましたが

変化の時を迎えている風フェスにも
大きな贈り物を置いて
旅立ってくれました。

どこまでも
世話を焼いていくれる
頼もしい方だ。

締まらない男の話

2025年04月06日 | ヤスさん日記
ほんと晴天で
透き通るような青空で。

葬儀の際には
挨拶をさせてもらいましたが
言葉に詰まり
ちゃんと伝えられなかった。
ほんと
私は締まらない男です。

しかし
ずっと
胸に感じていることを
しっかりと捕まえていたい。
この感覚を大事にしていたい。

それだけは間違いない。
それだけを
今じっくりと抱えて
9日間の個展も
走り切りたいと思っています。

さて
今日は1日中
個展会場に詰めるべく
いってきます。

私自身をじっと観ている私

2025年04月05日 | ヤスさん日記
今日から個展。
おして
とってもお世話になった方の
葬儀の日。
素晴らしい青空が広がっています。

昨日も
無事に搬入を終えて
夜は近所のコーヒー屋で
今後の社運を占うトークが開催されました。
鎚起銅器職人である私個人と
株式会社カルチベイトとしての鎚起銅器。
それらが
どんな風に腑分けができるのか。
違いはなんなのか
ヘラ絞り生地をつくってくれる社長と
これから鎚起銅器を担ってくれる職人と
みんなで
話し合う重要な時間を過ごさせてもらいました。

過ごさせてもらうと共に
私はなんでこんなにペラペラと喋られているのだろう
と振り返る私もいます。

いや
するべきことをしなければならないわけですが
冷静にじっと私自身を観ている私もいる。
ちょっと落ち着いた頃に
私に何が起きるのか。
軟着陸できるようにしたい
とは思いながら。