新しいデジタルテスターを購入しましたが、壊れている方にはデジタルにない機能があるので、処分する前に修理してみることにしました。ケースに入っているので持ち運び時には重宝してました。
裏ブタはきっちりはまっていて外すにはちょっとコツがいります。
電池の液漏れでプラス側の接点が崩壊していますので、ここに新たな接点を作らなくてはいけません。その前に腐食して浮腫が出来ている基盤周りを削って奇麗にします。これは小マイナスドライバーで落とした後に、やすり掛けすれば金属部分が出てくるので簡単な作業です。
問題は電池を押さえて通電させる部分をどうするかです。真鍮板を曲げて作ろうかと思いましたが、電池の出し入れで外れてしまいそうですし、板圧も調整しなくてはいけません。そこで簡単に出来そうなものとして、余分なはんだを吸い取るときに使う巻銅線帯を使用してみることにしました。
銅線の先端を折ってそこにはんだを流して固着させました。接点が無くなった部分跡はプラ材になっているのでここにそのまま取り付けは出来ません。
基盤の上に金属部分があるで、折り曲げていない方にもはんだを流して固くしました。それを基盤の上にのせてもう一度はんだを流し、折り曲げた先端を電池のプラスの接点の位置に来るように調整しました。
電池をいれて固定状態を確認すると圧力が弱かったので、一度外して先端を少し直角にして設置したところ電池の支持圧力も良くなり、何度か電池を入れたり出したりして強度も確認してから検電テストすると動きました。数値が正しいかデジタルでも確認してみましたが問題なく復活となりました。
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