朝食を摂る間もなくホテルを7時過ぎに出て、路線バスで金沢駅に向かいました。
7時半過ぎに駅に到着しましたが、駅前のバス停はどこも学生たちの長蛇の列が出来ていました。金沢のバスの本数はかなり多いので便利な地域だと感じましたが、11番線まであるバス停のほとんどが通学生というのも異様な光景に見えます。もちろん社会人もいますが、これだけの長蛇だと1台のバスでは乗りきれないでしょうね。
そんな状況を横目にしながら切符売り場に向かいました。のと鉄道は七尾駅で乗り換えですが、金沢駅で直通切符が購入できるので便利です。券売機に行くとなんと販売されていませんでした。すぐ横にある有人の窓口で尋ねると購入できるとの事で往復切符を購入しました。40分の乗車まで5分ほどしか残っていなかったので、急いでホームに向かいました。
すでに4両編成の七尾行が入線していましたが、この車両も学生で埋まっています!まさか地方でラッシュアワーに遭遇するとは・・・・・
学生たちはドア付近で固まっていて邪魔でしたが何とか入り込みました。なんで奥まで詰めないのかはすぐにわかりました。次の駅で降りるからでした。この子たちが降りると中ほどの座席に空席が出来ましたので座る事が出来ました。
521系3扉車に1時間半ほど乗車して七尾駅に着きましたが、降車したのは10人程度とかなりローカルな人数になりました。全線乗り降りは乗客がドアスイッチを押さなくてはいけませんでした。ワンマン運転とはいえ終着駅くらい自動で開けたらいいのにと思うのでした。
有人改札を出て、のと鉄道の無人改札に入ります。同じホームですが柵が付いていて回り道をする事になります。
9:23発の気動車が1両待機しています。発車まであまり時間が残っていなかったので周辺の撮影はビデオにしました。
七尾からの乗車は自分を入れて5人でした。NT200形にトイレはついていますが、震災で車庫の浄化槽が使えなくなったため、車内のトイレも使用不可になっていました。
七尾駅から和倉温泉に近付くとだんだん震災でダメージを受けた建物が増えてきました。終点の穴水に近付くにつれその被害も増えているように感じました。現地の報告は別のコーナーとします。
穴水到着は10:08、金沢から約2時間半でほぼ能登半島の中心地近くに来たことになります。
穴水駅構内は結構広くてかなり余裕があります。これは23年前まで輪島までつながっていた名残でしょうか。
構内の端にはNT100・NT800形が留置されていましたが、コロナの影響もあって使用されずに放置されていたからでしょうか、かなりくたびれていました。
14:44で帰路に就く予定でしたが、震災で町全体が大きな被害を受けていて、飲食店もほぼ全滅状態だったので、13:35に早めて金沢に向かう事にしました。
往復ともトラブルもなく定刻通りに進んだので帰りの新幹線には余裕で乗車する事が出来ました。