リンリン・ダイアリー

ブースカがお話します。

2014年8月18日 映画・機関車先生と少年H

2014-08-18 14:06:59 | Weblog
 敗戦記念日の前後には毎年、戦争にまつわる映画をテレビが流す。昨夜も坂口憲二主演・機関車先生と水谷豊主演・少年Hが見られた。始まる時間が早かったので機関車先生を見た。坂口憲二の作品は殆ど見た事がなかったが、言葉が話せない役の難しい役どころを上手く演じていた。普段はお調子者の爺さんにしか見えない堺正章も静かで落ち着いた分校の校長先生をいい感じでやっていた。途中、少年Hが始まる時間になったのでチャンネルを合わせた。けれどH少年の母親役、水谷豊の女房が出てきたところで場が白けたので即、チャンネルを戻した。毎度の事ながらあの女房はいつもその場面をつまらなくさせる。可愛くもなかった元アイドルがチャラチャラといい気になって女優を名乗り、嫌な感じ。同じアイドルグループだった今は亡きスーちゃんは女優らしかったがこの人は駄目。早く引退して、と言いたい。話がそれた。 その後、機関車先生を再度見始めたのが日頃の寝不足がたたり、居眠りをし出したので見るのを断念。心に染み入る良い映画だったのにとても残念。地味だけれど良い邦画に出会え、嬉しかった。我が身の不摂生を反省ー。返す返すも最後まで見られなかった事が悔やまれる!

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2014年8月16日 お盆

2014-08-16 22:39:54 | Weblog
 帰省ラッシュで高速道路が大渋滞、とニュースが伝えていた。このところ土日祝日も休みではないバイトをしているので、盆休みもない。故に世間の帰省ラッシュとは無縁の生活。逆に通勤電車が滅茶苦茶空いていて精神的にだいぶ穏やか。昨朝、今朝といつもなら足を踏み入れるのもはばかれる時間帯に乗ったが拍子抜けするほど、乗車している人が少なかった。毎度こんな状態ならどれだけ良いか。それなら電車の本数が減らされ、結局コミコミの電車しか走らない状況にはなるのだろうな。それが現実。分かってはいる。お盆休みで帰省ラッシュに巻き込まれた面々もそろそろ帰宅する頃か。親子揃って帰省し、爺婆と触れ合う時間を持つ。これって思っているよりも短い幸せな時間の過ごし方。過ぎてみると幸せだったな、と思うが最中にいるとこれが分からない。実行不可能になって初めて気が付く。ま、それがたぶん人生だからいいんだよな、それで。父が逝って2回目のお盆。昨年に続いて今度も帰省しなかった。母には親不孝で申し訳ないと思う反面、したいようにさせてもらうぜとの思いが強い。亡くなった人の魂が年に1度帰って来るなんて、どーしても理解出来ない。そう信じてすがるなんてどーしてもしたくない。死者を敬う気持ちはもちろんあるがそれとこれは別。それぞれの思い方で許されてもいいのでは? なかなか分かってはもらえないがそれでもいいじゃん。私は私。

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2014年8月15日 敗戦記念日

2014-08-15 21:32:50 | Weblog
 2年前に亡くなった父は元軍人。自分の父親が士官学校の教師という軍国主義真っ只中の家庭に育った。少年時代は時代が時代だけにお国の為に死んでいく教育を受け、何の不思議も感じず成長したようだ。敗戦時はインドネシアにいた。21歳の青年になっていた彼がどんな思いでこの日を迎えたのか。当時の事を何度か話していた真面目に聞いていなかったからか、あまり記憶にない。ただ、彼にしても娘に話したい部分と話したくはないところがあったのだろう。戦後、「あれは間違いだった。自分たちは国に騙された」とは何度も聞いた。命がけで戦い、生き残りその後の人生は方向転換しなければならなかった悔しさのようなものには、敢えて触れなかったのか。今となってはその本心を知りたかったと思う。残念ながら話しを聞くことは叶わず、想像するしかないのだ。それに私自身、年齢のせいなのか戦争の話や写真、映像に触れる事が不快に思えて仕方がない。それではいけないと思いながらも苦しく、切ない事を直視するのが嫌なのだ。年々高齢になる戦争体験者たちは、その事実が忘れ去られてはいけないと口々に語る。彼ら彼女らの精神力の強さにあやからねば、と思うが心が追いつかない。

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2014年8月14日 LINE騒動・大阪府議

2014-08-14 16:38:20 | Weblog
 維新の会所属の大阪府議が起こしたLINE騒動。おかしな話だと普通の大人なら感じるところなのに発覚当初、本人は大した問題ではないと思っていたようで。夏祭りだか何だかで中学生相手に名刺を配るあたりからして変だが、そんな事彼には通じない。しかも何の罪の意識も感じずに彼女らとLINEでつながってしまう非常識。それだけでも充分にいかれているのに、そこへ持って来てはぶられた事を恨んで脅しまがいの行為をしていたとか。いったいどんな頭の構造なのか。こんなのが府議だなんてエエ加減にせーよ。即刻辞職すべきだと思われるのに頭を丸めて反省を装い、議員続行の構え。なんなのよー。府民が求めているのは自分たちの為に惜しみない努力をしながら汗水たらして働いてくれる議員。本人は阪大大学院出の秀才らしいが、そんな事も分からないようなら真の賢人ではないな。ホンマ、情けない奴。

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2014年8月13日 小説・私の男

2014-08-13 20:09:44 | Weblog
 映画をしばらく前に観た。なかなか面白いデキだったので原作本を読んでいる。これがまた・・・・。表現が難しいのだがよくデキている。こんな世界があるのか、こんな生き方もあるのかと驚かされる。実際にはそんな場所はないのかもしれないが彼女の作品中では、それらが生き生きとしている。いかにも現実かのような錯覚に陥ったりもして。映画観賞後に本を読むと、演じていた人々が脳裏にあるのでどうしても想像がその域を出ない。それが良いのか悪いのかは別にして、脳裏の記憶を消したくもなる。けれどキャスティングも実に上手かったなと思う。父役の浅野忠信さんと娘役の二階堂ふみさん。それと案外重要人物の殺された老人・大塩役・藤竜也さんは適役だった。彼ら以外の配役は考えられないくらい。映画公開直後に翻訳家兼児童文学研究家の金原端人さんが映画と本、両方の楽しみ方を新聞に載せていらした。それを参考にしたわけではないがどちらもにハマッたようではある。

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